妊娠できるカラダづくり シリーズ第10回 「五臓タイプー腎について」

妊娠できるカラダづくり シリーズ第10回 「五臓タイプー腎について」

妊活~東洋医学の視点から

妊娠できるカラダ作りシリーズもいよいよ最終回です

10回目の今回のテーマは、、、
妊娠にもっとも深く関わる「腎」です。(※ご自分の五臓タイプは?チェックがまだの方はコチラ

東洋医学では「腎」を強くすれば、自分の生命を維持する力・新しい生命を生み出す力をUPさせることができます。妊娠力もあげつつ、アンチエイジングにもつながる、なんて素敵なのでしょう早速「腎」について、見ていきましょう


●命育む力をつくる「腎」
西洋医学では「腎」は泌尿器系の臓器として水分代謝に関わります。東洋医学でも、「腎」は水分代謝において重要な役割を果たしていますが、それだけではなく妊娠・出産おいてとても大事な「生命エネルギーを貯蔵し、成長・生殖能力を支える」という働きもしているのです。
東洋医学において人の生命の源になるものは、2つあります。1つは先天の精(先天的に生まれ持ったエネルギー)。もう一つは後天の精(後天的に飲食物や呼吸から取り入れられるエネルギー※後天の精についてはコチラ )です。この2つの精が、命を育むためには必要です。
人は両親から先天の精を受け継ぎ、生まれてきます。この先天の精を使い、人は成長し生殖能力をつけていきます。後天の精は、加齢とともに減少する先天の精を補充しています。この先天の精を貯蔵し、生命活動に生かしているのが「腎」なのです。「腎」の機能が低下すると、生命の源となる精が消耗し、老化の加速や生殖機能の低下につながります。「腎」が強く精が充実している人は、若々しく元気で生命力も旺盛です。「腎」が弱く精が不足している人は、生命力が弱く老化や免疫力の低下・不妊などの症状が出やすくなります。

なぜ「腎」の機能が低下してしまうのか。「腎」を強くする方法はあるのか。命育む力をつけるため、しっかり解決していきましょう


●妊娠に重要な「腎」の働きはコレ
① 精(生命の源)を貯蔵し、成長・発育に関わります。また、性機能・排卵・月経など生殖機能の周期的変化をコントロールしています。基礎体温は安定してますか?

② 全身の温冷バランスを調節しています。冷えのぼせなどはありませんか?

③脾や肺と協力して、体内での水分の貯留や排泄をコントロールします。むくみありませんか?

④呼吸で取りいれた「気」を、体の深いところまで引き下げ巡らせます。気づくと呼吸が浅くなってること、ありませんか?

⑤嫌いなものは、寒さです。冷えはきつくないですか?

髪の毛を滋養し、生殖器・肛門の機能を管理します。最近歳を意識する機会増えていませんか?
 

●生命の源泉「腎」
 五臓を「木・火・土・金・水」に分類する五行論では、「腎」は「水」土壌を潤し、植物に栄養を巡らせる生命の源です。「水」がないところに植物が育たないのと同じで、不妊治療においても、生命の源である「腎」のベースがしっかりしていなければ、なかなか結果にはつながりません。


●こんな症状が出ていたら「腎」が弱っているサイン!
白髪が目立ってきた、が聞こえづらい、膝腰つらい、精力が減退した。
  →腎が弱くなると老化が加速し、腎が滋養している髪・耳・骨・膝・腰などに異常が出てきます。変化に気付いたら早めの対策を!
 
びくびくしやすい 最近神経質になってきた。気力がでない。
→精力を巡らせ、粘り強さや根気を生み出しているのも腎。治療に積極的に取り組めなくなってきた。夜物音ですぐ目が覚めてしまう。そんな時は腎が疲れているのかも。
 
疲れやすい、冷えがきつい、下腹部が力ない感じでぺこぺこしている。
→腎が衰えると、生命力が弱まるため全身の臓器・筋骨が虚弱になります。結果、体温や体力の低下につながります。不摂生や睡眠不足で疲れがたまっている時、ご自分のおなかを触ってみて下さい。おそらく腎気があつまるが下腹部(丹田)が弱々しくペコペコしてるはずです。

むくみがひどい
→腎機能が低下すると、水分代謝がうまく調節されずむくみがでます。下半身の冷え、むくみ、疲れを感じたら、それは腎がよわっているサインです。
 
●その生活、「腎」を酷使していませんか?
① 夜遅くまで、スマホテレビ→「腎」を強化するには良質な睡眠が不可欠。寝る前の光は交感神経を興奮させ、眠りの質を低下させます。

②不規則な食生活。3食規則正しく食べていない。→食から作られる後天の精が不足すると、先天の精の消耗も早くなり、「腎」機能が低下します。

③薄着や足首出しファッション。→冷えは腎に直接ダメージを与えます。

④何事も気合で頑張りすぎちゃう。→働き過ぎ、飲みすぎ、食べ過ぎ、遊び過ぎ、寝過ぎ。何事もしすぎは禁物!疲労は腎精を消耗します。


●腎を強くして妊娠力UP+アンチエイジング
十分な睡眠→腎を強化するには良質な睡眠が不可欠。特にPM10時~AM2時の間に熟睡している状態が理想的です。   

適度な運動をして、足腰を鍛える→下半身の強化は「腎」を養います。

冷え対策→腎は冷えが大嫌い。体を冷えから守り、特に腎に関わる腰回りや下半身は冷やさないようにしましょう。

黒い食べ物ねばねば系。→海苔、黒ごま、黒米、黒豆、なつめ、ひじき、おくら、山芋、木の実。お茶ならほうじ茶。じっくり火を通して作られるので、体を温めてくれます。

エネルギー温存→過労、食べ過ぎ、遊び過ぎなど、し過ぎは、腎のエネルギーを消耗させます。何事もほどほどに、、、

深呼吸→「腎」の気を深く吸い込み体内に取り入れる機能をサポートしてあげましょう。

養生→規則正しい食生活、鍼灸、漢方など養生をしっかりすることで、後天の精が増し、加齢によって減少する先天の精の減少のスピードを遅らせることができます。


いかがでしたか「腎」タイプにあてはまる方は、是非今日から「腎」強化を意識して妊娠力をUPさせていきましょう

妊娠できるカラダづくり シリーズ第9回 「五臓タイプー肺について」

妊活~東洋医学の視点から

妊娠できるカラダづくり 第9回の今回は、、、、

「肺」タイプについてお話していきたいと思います(五臓の体質チェックはコチラ から)

●「肺」って何?
西洋医学では、肺は呼吸機能に関わる臓器です。空気中から必要な酸素を吸い込み、体の中から不要な二酸化炭素を吐き出します。一方東洋医学では、「肺」は呼吸機能だけではなく、水分代謝・免疫機能・血液循環にも関わっています。呼吸を通して入る「息」と食事を通して入る「飲食物」を合わせて、「肺」東洋医学におけるエネルギーである「気」を作ります。この「気」は、体を温めたり、血を造る材料になったり、病気から体を守ったりと、生きる源となるエネルギーです。やる気・勇気・根気・・・など、自分を震い立たせるパワーがある言葉には、「気」がつく言葉が多いですよね。「肺」の気の働きが弱ると、血を造るパワーも、体を守るパワーも弱くなります。東洋医学での不妊治療において、「肺」はとても重要な働きを担っているのです。

「木・火・土・金・水」に分類される五行論では、「肺」「金」に分類されます。「金」とは変化するもの、混じり気のない純粋なものです。樹木の成長において不必要なものを排除したり、「実」を実らせ次の時代へ生命を伝えたりする変化を「肺」が担っています。みなさんの不妊治療においても「実」を実らせる為に、今回はしっかり「肺」について勉強していきましょう♪


●「肺」ってどんな働きをしているの?

①呼吸→呼吸を通じて肺は、宇宙の気(陽気)を体に取り入れます。この宇宙の気と、飲食物から得られた地球の気(陰気)が調和することで、生命力の源となる「気」がつくられます。「天」「地」のエネルギーがあわさることにより「人」が作られるという、東洋医学の考え方です。肺が上手く働かなければ、生命力の源である「気」のパワーも落ちてしまいます。生理周期でいうと、排卵期は卵子が卵巣の壁を破って排卵するため、すごくエネルギーが必要な時期。「気」のパワーが落ちてしまうと、無排卵だったり排卵後の体温の上昇が何日もかかったりすることがあります。

②気の生成と循環→「肺」の働きによって作られた「気」は、全身をめぐります。「肝」や「心」も「気」の循環に関わっていますが、スプリンクラーのように「気」や「水」を全身にまいてくれるのが「肺」のお仕事です。

③血液循環→飲食物から得られる「エッセンス」と「気」が、上手に混ぜ合わさると「血」ができます。また「気」は「血」と一緒に全身をめぐり栄養を届けます。「血」と「気」。どちらかが欠けても、全身の血液循環はうまくまわりません。肺の機能が落ちてしまうと、子宮や卵巣に栄養と血液が届かず内膜が薄い、卵が育ちにくいという状態になることも。着床に必要な内膜のふかふかのベットを作るためには、気血の循環が必要です。

④水分代謝→「肺」の働きによってスプリンクラーのごとく全身にまかれた「水」は、「気」の体温調節機能や免疫機能の働きによって、水分代謝を調節しています。具体的には発汗や排尿、毛穴の開閉調節をしています。つまり汗が全く出ない、肌がカサカサしてる、むくみがひどい・・・などという症状が出ている時は、「肺」や「気」のパワーが落ち始めているサインです。
 
⑤免疫機能→肺の免疫機能を例えていうなら「窓」。体の中に風邪などの邪気が入らないよう「窓」を閉じたり、入ってしまった邪をすぐに追い出すために「窓」を開けたり。体の中の気や水が外に出ていかないよう「窓」を閉じたり、余分な水分を外に出す為に「窓」を開けたり。この「窓」が壊れてしまったら、邪気が入り放題。「気」や水は漏れ放題になってしまいます。


●肺の働きが弱くなる原因はこの3っ
①乾燥・・・「肺」は乾燥に弱い臓器とされています。今の季節、暖房の使い過ぎには注意が必要です。

②水分代謝の異常・・・汗のかき過ぎは、「水」と「気」を外に追い出しすぎてしまいます。「水」が少なくなれば、乾燥に弱い「肺」の力はどんどん弱まるばかり。また肥甘厚味や生冷の過食など(覚えてますか?肥甘厚味についてはコチラ )により、体に湿気がたまりすぎると、肺のスプリンクラー機能がうまく働かなくなります。べたべたした水はスプリンクラーではまけません。

③気分の落ち込み・・・五臓に感情を分類すると、肺は「悲」と「憂」。鬱々と我慢したり、クヨクヨと悲しんでいたりすると、精神状態はどんどん悪くなり呼吸も乱れてきます。呼吸が乱れれば、「肺」の働きも弱まりますし、生命力の源である「気」の出し入れがスムーズにできなくなります。


●こんな症状がある人は「肺」が不妊の原因かも
①呼吸器の異常→
咳がでたり、声が出にくかったり呼吸器に異常がでます。

②気血の不足→体のエネルギーの源が不足するので、冷え・疲労倦怠感・立ちくらみなどの症状がでやすくなります。


③水分代謝の異常→
鼻水がたまったり、汗をかけなくなったり。冷えがあるのに汗が出すぎたり、むくみや排尿障害がでたり。また、お肌の水分調節も上手くできないので、お肌はカサカサ。喉はカラカラ。水分をとったところで、肺のスプリンクラー機能が低下している場合はすぐには改善できません。

④免疫機能→体を守る「窓」が空きっぱなしになるので、風邪をひきやすくなったり、汗が止まらなくなったりします。


●「肺」が弱い方へのアドバイス
①夏のエアコン要注意! クーラーにあたりすぎると、汗を自然にかきにくくなります。肺の水分調節の「窓」をスムーズに開閉させるためには、自然に発汗させることも重要です。

②冬は暖房にも要注意!暖房によっておこる「乾燥」は、肺の機能を低下させます。
加湿器を付けたり、換気をしたり、乾燥しすぎないよう注意してください。濡らしたタオルを部屋にかけるのも効果大!喉の乾燥には、ミントティーやカモミールティーもおすすめです。

③肺を潤す食べ物はコレ!
フルーツなら「秋」に出てくる、りんご・ぶどう・柿など。色は「白」の、白きくらげ・山芋など。味は「辛味」で、ネギ・たまねぎ・にんにく・生姜・シナモンなどがおススメです。もちろん、食べ過ぎは逆効果なので気をつけてくださいね。

④気分の落ち込みは気の滞りにつながります。呼吸を意識することで、気の滞りを防止!ウオーキングやヨガは、気の滞り防止に最適です。

⑤汗のかき過ぎには注意!汗をかきすぎると、「肺」や「気」のパワーが弱まり、「水」も不足します。「肺」タイプに人は特に、岩盤浴やサウナなど、汗をかき過ぎないよう気を付けてください。

⑥しっかり休息!たっぷり睡眠をとって、疲れをためないこと。
無理をしすぎると、どんどん「気」を消耗して「肺」の力も弱めてしまいます。


いかがでしたか
「肺」タイプの方は是非参考にしてみて下さい次回はいよいよ不妊克服の鍵となる「腎」についてお話していきますお楽しみに

妊娠できるカラダづくり シリーズ第8回 「五臓タイプー脾について」

妊活~東洋医学の視点から

「妊娠できるカラダづくりシリーズ」8回目の今回は、、、

「脾」タイプについてお話していきます
 ※五臓の体質チェックがまだの方はコチラ から

● 「脾」って何?
皆さん「脾」と聞いて、どんなイメージをしますか?西洋医学での「脾臓」は「血液のお掃除屋さん」。古くなった血液を処理したり、血液中の異物を取り除く役割を果たしてしています。一方東洋医学での「脾」は消化器全般の働きを担っています。といっても消化吸収だけではなく、飲食物から気・血・水を作り出し、栄養を全身に巡らせています。
皆さんは「血の道症」という言葉を聞いたことがありますか?
「血の道」という言葉は江戸時代から使われており、「血の道症」は月経・妊娠・出産・産後など、女性特有のホルモン変化に伴って現れる症状を表します。血液不足の『血虚』や血の滞りがある『お血』など、血に関連する異常があると婦人病を引き起こします。「脾」はこの「血の道」を安定させています。

人には持って生まれたエネルギー(先天の精)と、食事や呼吸から作り出り出されるエネルギー(後天の精)の2つがあります。脾は後天のエネルギーとして、気血水の源となり、生命活動にとって重要な役割を果たしています。生殖機能を支える「先天の精」は、残念ながら加齢によって少しずつ減っていきますが、「後天の精」を増やす事で既に減ってしまった「先天の精」をある程度補うことができます。一言で言えば「アンチエイジング」の働きがあるわけです。「脾」=消化機能が低下すると、「後天の精」が取り込めません。すると「先天の精」の消費が大きくなり、生殖機能も低下します。つまり「脾」を強くすることは、「生殖機能を強くすること」。お子様を望まれてる方にとって、とても大切なのです。

「脾」は五行論の「木・火・土・金・水」でいうと「土」。新しい命が健やかに成長するために、肝の「樹木」心の「太陽」と同様、水分と栄養を樹木全体に行き渡らせる土壌は成長の基盤として不可欠なのです。


● 「脾」の具体的役割って?  
①必要なものを吸収して不要なものを排出する!
 飲食物を消化吸収し、気血水を全身におくっています。この作用は「運化と呼ばれています。気血水はこの運化作用によって、飲食物から作られます。この機能が正常に働くとことで、栄養が全身へめぐり、生理活動を営めます。また飲食物を吸収した際にでる余分な水分を、汗や尿として排出しています。

②大事なものを持ち上げる!
消化吸収した栄養を胃から上の臓器(心や肺)に送っています。心や肺に送られた栄養は気血として全身に巡ります。この上に上にひっぱる機能は、内臓を正しい位置に固定させる力をもっています。

③大切な血をとどめる!
血が順調に流れ、血が体の外に溢れでてしまうのを防いでいます。


●脾の働きが弱くなる原因
① 「肥甘厚味の過食」→「肥」は脂肪、「甘」は甘いもの、「厚」は高カロリーなもの。肥甘厚味を食べ過ぎると、余分な湿気や熱が身体に溜まります。この「湿」と「熱」は、「脾」の消化機能を低下させます。油物や脂肪の多いものを食べ過ぎると、お腹の調子が悪くなるという方は要注意!「脾」の機能が低下しています。体がむくみやすいという方も「湿」が溜まっている可能性が大!食生活を見直してみましょう!

②「生冷過食」→生もの、冷たいものの食べ過ぎも、同様に「脾」の機能を低下させます。

③「考え過ぎ」→「脾」と関係が深い感情は「思」。ウツウツと考えすぎると、気の巡りも悪くなります。考えすぎて、食欲がない、、、なんてことありませんか?「食べることは生きること」。健全な食生活により、栄養を身体全体に巡らせるためには、考えすぎは厳禁です。

●脾の機能が低下すると
① 吸収できない!→異常きたすと、消化吸収機能が低下します。具体的には食欲不振、やせ、便秘、腹痛下痢などが起きます。水分代謝にも影響が出るため、水分が体体に溜まりむくみや痰などの症状が出やすくなります。「脾」は後天のエネルギーの源。エネルギーを吸収できないと、新しい命を作るエネルギーも不足します。

②持ち上がらない!→全身の巡りに異常をきたすと、気血水の源が不足するので、脱力感やめまい、膨満感下痢などが起こりやすくなります。また上へあげるエネルギーが低下するため内臓下垂が起こり、消化器や生殖器の位置が狂います。

③とどめられない!→異常をきたすと、出血しやすくなります。内出血、血便、血尿、不正出血などがみられます。


●対策
①水分代謝を促す作用のあるものを口にする。たとえば、紅茶やプーアール茶・ウーロン茶、コーヒーは水の代謝をよくする利水効果があります。冷たい飲み物は脾にはよくないので、温めて飲んでください。体にむくみ「湿」がたまってきたら、水分はとりすぎなので、少し控えめに。ただしカフェイン摂取に関しては賛否両論があるので、過剰摂取には注意してくださいね。ちなみに当院では、妊娠中のカフェインの摂取を控えるようにご指導させていただいております。

②いつまでもクヨクヨしたり、思い悩んだしない。
適度な運動や気分転換で、滞った「気」を流しましょう

③油物、甘いもの、高カロリーなものは食べ過ぎないこと。

⑥食養生としてはトウガン、ハトムギ、小豆などの利尿作用のあるものがお薦めです。ただし体を冷やす涼性のものが多いので、体を温めるショウガや唐辛子などの香辛料を一緒に取りましょう。お刺身など冷たいものを食べるときも、お味噌汁を追加するなど、温かいものを一緒にとるようにしてみてください。また脾を補う「黄」にあたる緑黄色野菜などもオススメ。山芋、いんげんまめなども脾を補います。


いかがでしたか
脾タイプの方はぜひ参考にしてみてください

シリーズ「妊娠できるカラダづくり 第7回」 〜五臓タイプ 心について〜

妊活~東洋医学の視点から

妊娠できるカラダ作りシリーズ」7回目の今回は……
「心」タイプについてお話していきます 
※五臓の体質チェックがまだの方はコチラ から


皆様前回のブログ を読んで、なんとなく五臓「肝」のイメージはできましたか!?西洋医学の「臓器」と東洋医学の「五臓」の意味合いは少し違う為、混乱する部分もあるとは思いますが、なんとなくでもイメージいただければ嬉しいですその勢いで今回は「心」について、見ていきましょう♪

●「心」って何?
東洋医学では、西洋医学でのポンプとしての「心臓」だけでなく、脳の働きを含めて「心」と呼んでいます。五臓の「心」に含まれる脳の働きとは、精神活動の司令塔です。精神活動とは、知覚・記憶・思考・意識・判断などを表します。この精神活動は東洋医学では「神 シン」と呼ばれています。「神」は「心」の中に含まれています。「神」は人間の生命活動にとってもっとも重要で、「神」がなければ人は生きていけません。さらに「神」は五臓のバランスをサポートしています。過労や感情の乱れによって「心」の中にある「神」が不安定になると、循環機能や排泄・消化吸収なども上手く働かなくなります。「神」が安定していると、状況に応じた的確な判断と行動が可能であり、生体機能が健全に維持されます。「心」の安定=「体」の安定。「妊娠できるカラダ作り」にとって「カラダだけでなく、ココロを安定させること」はとっても大切なのです。

五臓を「木・火・土・金・水」に分類する五行論で「肝」は「木」でしたが、「心」何だと思いますか?
熱く赤い血を全身に運ぶ「心」「火」として分類されます。火の特性は、炎上・温熱・上昇です。体を温める気の源として、熱のエネルギーを持ち、体を温めています。
「肝」を樹木とすれば、「心」は太陽。太陽の光がなければ樹木は成長しません。新しい命の成長にとって、「心」も不可欠です。


●「心」の具体的な役割って?
①精神活動→「意識がはっきりしている。精神状態が安定している。考えがしっかりしている。反応が早い。」といった状態は「心」がしっかり機能している状態です。

②血流→良い血流のために必要なことは、3つあります。まず「血」。その通り道である「脈」。そして血を押し流す為の「気」。この血液を流す力が、「心の気=心気」であり、これもまた「心」の重要な役割なのです。・・・あれ?血って「肝」が巡らせているのでは?と思ったあなた!素晴らしい記憶力です。「心」と「肝」の違いは、「ポンプ」か「蛇口」かの違いです。「心」は脈を介して「血」を全身にめぐらせ、その量や流れを「肝」が調節しています。「心気」によって血液は全身をめぐっている為、「心」の働きが弱くなってしまうと子宮や卵巣に栄養が届けられなくなってしまいます。



●「心」の働きが弱くなる原因って?
①過度の感情→「心」と関係が深い感情は「喜」。喜びはポジティブな感情ではありますが、度を過ぎると興奮状態となり、気が浮きあがり、精神活動に支障をきたします。興奮しやすい人、頭が冴えてなかなか眠れない人、夢を多く見る人は「心」が弱りやすいので要注意です。

②精神的ストレス→環境の変化やストレス、不安、考え過ぎは、精神活動が不安定になるだけではなく、血流の悪化にも繋がります。不妊治療中は、プレッシャーや不確定要素があまりにも多く、「心」への負担が大きくなります。

●「心」が悪くなるとどうなる?
①精神活動のバランスが崩れる
→精神状態が不安定になるため、不眠 、夢を多く見る、物忘れなどの症状があらわれます。気持ちはソワソワし、反応も鈍くなります。さらに悪化すると独り言をブツブツつぶやきはじめたり。。。不妊治療中に、知り合いが妊娠した話を聞いたりしただけで、動揺してしまうことも。

②血流が悪くなる
→血を流す力が弱くなるため、脈が弱くなったり動悸がでたりします。
→全身をめぐる血液が少なくなるため、肌の色つやが悪くなります。
→血液の流れが滞るため、手足の冷え、不整脈や動悸がおこります。

以上のように「心」は精神活動と血流をコントロールしています。温かさや栄養&ホルモンを届ける血流が悪くなれば、生殖器の働きも低下します。全身に血液をめぐらせ、元気よく子宮や卵巣に働いてもらうためには、心が安定して機能していることがとっても重要なんです。

●対策
① 食養生としては「苦味」。苦味は「心」を栄養し、余分な熱を冷ましたり、神経を落ち着かせたりしてくれます。苦瓜や緑茶、冬瓜、セロリなどがおすすめです。ただし「過ぎたるは及ばざるがごとし」。食べ過ぎは逆効果です。何事も程々が肝心!

②心の特性である「火」が行き過ぎないよう、長時間暑いところにいないように気をつける。特に上半身の温め過ぎには要注意。また適当な運動をして、汗をかくことも心のバランスを保つのに有効です。

③物事にイライラせず、気持ちを安定させること。気持ちが落ち着かない時は、深呼吸をしてみましょう。「自分」の「心」と書いて「息」。息をコントロールすることで、自律神経を安定させ、心を落ち着かせることができます。

いかがでしたか?
体質チェックで「心」タイプにあてはまる方は、ぜひ参考にしてみて下さい

シリーズ「妊娠できるカラダづくり 第6回」 〜五臓タイプ 肝について〜

妊活~東洋医学の視点から

前回のブログにて、五臓のチェックをしていただきましたが、皆さんはどのタイプにあてはまりましたか

「妊娠できるカラダ作りシリーズ」第6回目の今回は、、、
「肝」タイプについて、説明していきたいと思います


● 「肝」って何?
肝臓は身体の中で最大の臓器です。西洋医学では、栄養素の代謝、解毒、胆汁の合成などの役割を担い、生命活動を維持する為に不可欠な臓器です。しかし西洋医学の「肝臓」と東洋医学「肝」とは少々意味合いが違います。東洋医学では、物体としての「臓器」ではなく、その「働き」や「役割」を見て「肝」を捉えます。東洋医学「肝」は、体内の機能全てが上手く働くよう調節し、情緒の安定にも関わります。例えるなら、、、「空港の管制塔」。管制塔では、大きな空の交通がスムーズに流れるよう、大気の状態を常に把握し、飛行機の離発着をコントロールしています。「肝」も同じように、身体の状態を常に把握し、気血水が身体を滞りなく流れるようコントロールしています。空港の管制塔がなければ、空の交通が滞ってしまうように、「肝」が上手く働かなければ身体の気血水の流れも滞ってしまいます。

また五臓を「木・火・土・金・水」に振り分ける五行論の中では、肝は「木」の性質として分類されます。樹木のように地面にしっかりと根を張りながら、上に向かって身体を伸びやかに成長させるためのエネルギーを持っています。
樹木がしっかり根をはり、伸びやかに成長させるエネルギーがなければ、その後樹木は成長していきません。それはそっくりそのまま、不妊治療に置き換えられます。
樹木という新しい「命」を健やかに育む為には、根を張り伸びやかに成長させる「肝」が大切なのです。


●具体的に「肝」の働きとは?
そせつ機能 →身体を巡る気血水の巡りをスムーズにしています。

情緒の安定 →ストレスを受け止めるクッションの役割をして、感情をコントロールしています。

蔵血機能→血を貯蔵し、必要なところに必要なだけ血が供給されるようにコントロールしています。子宮や卵巣に血を供給してくれているのも「肝」。レバーの色を想像してみてくださいもも肉、ムネ肉とは違って、赤い色をしていますよね。赤い色はそれだけ血液がいっぱいってことなんです。


●「肝」が悪くなるって?
  肝が悪くなると、上記に挙げた機能が低下します。


そせつ機能の低下→川の流れが滞るように、身体の気血水の巡りが悪くなります。乳房や脇腹が張ったり、気分がふさぎ込みがちに。その他めまいや生理痛も出やすくなります。

情緒の不安定→過剰なストレス、緊張、イライラ、ショックを感じやすくなります。このストレスが続くと、気の流れがさらに滞り悪循環になります。

蔵血機能の低下→肝の血が足りなくなると、肝の気が強まり、イライラなどが起こります。目の乾燥や月経血の減少、筋肉のけいれんなども、肝の血の不足からくるものです。また血を子宮や卵巣などの生殖器に送っているのも「肝」です。「肝」の血の流れが悪くなると、子宮や卵巣に血が供給されず、不妊や婦人科疾患につながります。


●原因は?
①ストレス→「肝」はストレスに弱い臓器。過剰なストレス、緊張、イライラなどは、肝の機能を低下させます。

②眼精疲労→「目」を目を使い過ぎると、肝が疲労します。

③不規則な生活→生活リズムの乱れは、気を滞らせます。


●対策
 
ポイントは
「肝」の気をスムーズに流すサポートをすること!

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例えば

①気分転換をする。

②好きな香りをかぐ。香りがあるものは気を流す作用があります。アロマだったら、ベルガモット・カモミール(ローマン/ジャーマン)・サイプレス・マンダリン・スイートオレンジなど。「アロマはちょっと、、、」という方は、お好みのお茶にミントやゆずジャムを加えてみるのもオススメです。

③目や頭を使う時は、休息をとりながら。目や頭を使うと肝の血を消耗します。

④ 食事のポイントは、造血作用があるものや酸味のあるもの。プルーンやなつめには、血を補い気持ちを安定させる効果があるので、気持ちが落ち込みがちの時に。梅干しなど酸味のある食材は、エネルギーの消耗を防ぎ疲労回復を助けてくれます。

⑤ ストレスを溜めないこと。人に話すことが苦手な方は、音楽を聞いたり紙に書いたりするだけでも、気持ちの発散に繋がります。方法は何にしても、溜め込まず外に出してしまうことが大切です。

⑥ 軽い運動やストレッチ、深呼吸をしてみましょう。それだけでも気は巡ります。

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いかがでしたか?ご自分のタイプがわかっていると、身体の不調が出る前に対策がとりやすくなりますよね。「肝」の動きが悪くなりそうな気がする、、、、なんて感じた時は、ぜひ上記の対策を試してみてください!

シリーズ「妊娠できるからだ作り 第5回」 〜カラダのベースを整える〜

妊活~東洋医学の視点から

街路樹の葉も日を追って色づいてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか

さて、「妊娠できるカラダ作りシリーズ!」五回目の今回は、、、、

「カラダのベースを整える」です。

例えば排卵障害がある場合に、西洋医学では排卵誘発剤などを使用して対症療法的な治療をします。一方東洋医学ではそもそもの体質に問題があると考えるため、まずはカラダ全体を改善していく根本的な治療を行います。

当院では月経周期に合わせて治療法を変えていく「周期療法」(周期療法についてはコチラ
)を行なっていますが、同時に個々の体質が改善できるようカラダのベース作りに力をいれています。周期療法と同時にできる場合もありますが、カラダの状態によっては最初の数周期はベースを整える治療に専念する場合もあります。

いくら素晴らしい種があったとしても、健やかな土壌がなければ栄養満点の野菜の収穫はできません。それは不妊治療でも同じです。いくら薬を投与しても、もともとの体質がある程度改善されていなければ、持続的にいい結果を出してくれません。

「何をやってもうまくいかない…」そんな袋小路にはまってしまった患者様こそ、焦らずに、急がば回れ、まずは体質改善—カラダのベースを整えることが妊娠、出産への近道であることが多いのです。


先日も、こんな患者様が。。。
ご年齢は38歳。結婚後1年以上お子様に恵まれなかった為、不妊治療を開始。体外受精に踏み切り何度か挑戦したものの、結果は全て陰性。気持ちを切り替え、お身体作りの為にと鍼灸治療を開始されました。1週間に1回治療をうけること3ヶ月・・・。そろそろ採卵を再開しようとお話ししていたところ、「自然妊娠」のご報告がありました。何度人工授精や体外受精をしても陽性反応がでなかった方が、鍼灸治療を始めて体質が改善されていく中で、結果自然に妊娠されるということはよくあることなんです。

東洋医学では、「証」という体質の分類法を使い、その「証」に基づいて治療法を組み立てています。今回は皆さんにご自分の体質をチェックして頂き、次回以降体質別の説明や改善方法等をお伝えしていきたいと思います


あなたの東洋医学的な体質は?


東洋医学では、心身の状態を脈や舌などで複合的に診断します。東洋医学では、人間の生理機能を「肝・心・脾・肺・腎」の5つに分類しています。この5つの臓器(五臓)はお互いに補強したり抑制したりし合っています。この相互バランスを保つことが、健康を維持する為には不可欠です。鍼灸治療では他に「陰陽」「気血津液」などの状態もあわせて見ていきますが、ここではまず「五臓」の各項目をセルフチェックしてみましょう! 一番項目が多いものがあなたのタイプです。いくつかの体質を複合的に持っていらっしゃる方が多いので、ひとつに絞られなくても心配はいりません。


肝タイプ
□めまいが起こりやすい。
□お腹の両脇が張ったり、苦しいことが多い。
□口の中が苦いことが多い。
□イライラしやすい。
□目が赤くなったり、乾いたり、疲れやすい。
□基礎体温で低温期がジグザグである。
□月経血に塊が多い。


心タイプ
□夢を見やすい。
□眠りが浅い。
□胸苦しいことが多い。
□精神的に動揺したり、興奮しやすい。
□舌が荒れやすい。
□独り言やうわごとを言うことが多い。
□物忘れしやすい。


脾タイプ
□食後にお腹が張りやすい。
□下痢または泥j状の便になることが多い。
□くよくよと考え事をして憂鬱な気分になることが多い。
□むくみやすい。
□ゲップや胸焼けをしやすい。
□皮膚が青白く、冷たいことが多い。
□月経時の出血がダラダラと続きなかなか終わらない。


肺タイプ
□息切れしやすい。
□痰がからみやすい。
□鼻炎や喘息の経験がある。
□わけもなく悲しい気分になることが多い。
□皮膚が乾燥している。
□兎のようなコロコロとした便が出る。
□寝汗をかきやすい。


腎タイプ
□耳鳴りがすることがある。
□足腰が重くだるいことが多い。
□慢性的に腰痛がある。
□疲れやすい。
□白髪が年齢のわりに多い。
□ちょっとしたことにも驚きやすい。
□基礎体温が35℃台になることがある。


いかがでしたか?次回以降、それぞれの体質別に詳しくご案内していきますのでお楽しみに

シリーズ「妊娠できるからだ作り 第4回」 〜骨盤のバランスを整える〜

妊活~東洋医学の視点から

すっかり秋も深まってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか

さて、シリーズ「妊娠できるカラダづくり」。今回のテーマは、、、

「骨盤のバランスを整える!」です。

骨盤は身体の中心で上半身を支え、子宮や卵巣などの生殖器を守る役割を果たしています。「骨盤=身体の土台」。家の土台がゆがむと、家はもちろん中にある家具などの位置もずれてしまいます。同様に、骨盤がゆがむと中に入っている子宮や卵巣の位置も正しい位置に納まりません。すると、骨盤内の血液循環や神経伝達が阻害されたり、子宮や卵巣が他の臓器に圧迫されたりするため、不妊症の原因になることがあるのです。つまり、「妊娠できるカラダづくり」にとって、骨盤のバランスを整えることはとっても大切です。


まずは、自分の骨盤のゆがみ度をチェック!
下記の項目に2つ以上あてはまる方は、骨盤がゆがんでいる可能性があり、生活スタイルの改善や治療が必要かもしれません。

・O脚
・何もないところでよくつまづく
・スカートが気づくと回っている
・腰痛/肩こりがひどい
・生理痛がつらい
・よく足を組む
・下腹部がぽっこりでている。
・左右の靴のへりが違う
・あおむけ寝て、左右の足先の開き方が違う
・腰のくびれの高さが違う



では、骨盤のバランスを整える為に何をすればよいのでしょうか
ポイントは「大腰筋」です


大腰筋とは、背骨の前から太ももの付け根まで付いているインナーマッスルです。上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉として、骨盤の動きと安定をサポートしています。大腰筋はデスクワーク(歩行不足)や悪い姿勢、加齢とともにどんどん弱ってしまいます。
大腰筋が弱ってしまうと、体重を支えられなくなり骨盤が前後に倒れたり、左右に歪みがでてきてしまいます。骨盤のバランスを整えるためには、大腰筋を意識して使えるようになることが大切です。

大腰筋は「抗重力筋」で、重力がかかっている状態で姿勢を支える筋肉です。水泳、自転車など、股関節や骨盤に重力がかからない状態ではあまり強くなりません。またほとんど意識することなく働いてくれる筋肉ため、大腰筋を効率良く鍛えて使えるようになるには、「パワーウオーク」がオススメです。

パワーウオークのポイントは・・・
 ・荷物は持たずに
 ・大股で
 ・腰はそらさずに
 ・正面を見据えて
 ・1日40分位




鍼灸治療院セラキュア でも、大腰筋の働きを高めるためのエクササイズやストレッチをお教えしています。また、骨盤バランスをご自分で維持できるよう、立ち姿勢や座り姿勢のチェックも可能です。

ある一定の行動が習慣化するまでの日数は、21日間と言われています。21日間同じことを少し無理してでも繰り返すと、その後は逆にやらないと気がすまない感覚に変わってきます。1日40分と聞くと、続けられるか不安に思う方もいるとは思いますが、まずは3週間、一回に10~15分ずつでも骨盤を意識してパワーウオークをしてみましょう

シリーズ「妊娠できるからだ作り 第3回」 〜冷えないカラダ作り〜

妊活~東洋医学の視点から

ひと雨ごとに秋の気配が深まる今日この頃
皆様いかがおすごしでしょうか。

さて、シリーズ「妊娠できるカラダづくり」。今回のテーマは、、、

「冷えないカラダをつくる!」です

朝夕はめっきり涼しく過ごしやすくなってきたものの、日中はまだまだ暑さが残る日もありますね。そんな中、ついつい冷たい飲み物や食べ物を取りすぎたりしていませんか。または朝夕の冷え込みで体調を崩している方もいるかもしれません。そんな場合は要注意。

■ 手足が冷たい
■ お腹に手を当てると、手が温かく感じる
■ 冷たい飲み物をよく飲む
■ 運動は週1回以下
■ よく下痢や便秘になる
■ 汗をかきにくい
■ 月経血に塊状のものがでる


上記の項目に一つでもあてはまる方は、身体が冷えている可能性が大!
体質改善が必要です


本来、人間は恒温動物(こうおんどうぶつ)であり、外気温が変化してもほぼ一定に体温を保つ能力を持っています。しかし、生活習慣の乱れや冷房のあたりすぎ、冷たいものの食べ過ぎ運動不足による筋力低下などの理由により、その機能がうまく働かず、身体が冷えてしまっている方が最近増えています

冷えている状態=血行不良です。血液は細胞や臓器が活動する為に必要なエネルギーやホルモンを運んでいるため、血行不良の状態が続けば臓器の機能も低下。卵巣や子宮もしっかり働けません。

例えば女性に多い足の冷え。心臓から足へと栄養を運ぶ血液は足先でUターンして心臓に戻ってくるのですが、足先が冷えていると血液も冷やされてしまいます。心臓に戻る途中にある卵巣や子宮といった骨盤内臓器も、その冷たい血液によって熱を奪われてしまいます。 つまり足が冷え冷えだと、子宮や卵巣も冷え冷え。子宮や卵巣の機能はどんどん低下します。


理想的な身体の状態は「頭寒足熱」。言葉の通り、頭は涼しく、足が温かい状態が理想です。そこで、当院でオススメしているのは「足湯」です。

お風呂で湯船につかっていれば大丈夫? いえいえ、お風呂は温められる体表面積が大きいので、身体の表面はすぐに温まりますが、そこで大抵の人は熱くてお風呂から出てしまうので、身体の芯までは温まりません。例えていうなら、ステーキを外側カリっと焼いても中がレア。そんな状態です。身体の芯までしっかり温める為には、じっくりゆっくり温める足湯が最適なのです。


さらに、冷え症をタイプ別でみてみましょう。
東洋医学的には、大きく2つに分類できます。

①身体を温める「」のエネルギーが不足しているタイプの冷え症さん
冷えを自覚している寒がりタイプ。女性はもともと熱を生み出す力が弱く、冷えを感じやすいので、女性に多くみられるタイプです。基礎筋力をつけたり有酸素運動をしたりと、冷えない身体づくりが大切です。
●特徴:寒がり。下痢しやすい。むくみやすい。あたたかい飲み物が好き
● 体質改善アドバイス:冷たい風にあたらない。冷たい飲み物や冷たい食べ物は控え、身体を温める有酸素運動を行なう。

②身体をうるおす「」のエネルギーが不足しているタイプの冷え症さん
隠れ冷え性タイプ。身体をクールダウンさせる力が弱っているので、のぼせたり、汗をかいたりと上半身は熱を感じますが、実は下半身と身体の芯は冷えています。本人は暑いので冷やしすぎてしまう傾向がありますが、骨盤内は冷えている場合が多いため注意が必要です。
●特徴:唾液が少ない。口が渇きやすい。顔がほてる。寝汗をかく。暑がり。どちらかというと短気。冷たいものを好む。吹き出物できやすい。
●体質改善アドバイス:怒らない。睡眠をしっかりとる。冷たいものや辛いもの食べ過ぎない。温める場所は、下半身。上半身は温めないこと。

身体の中の「熱」と「水」のバランスを整えてあげることが、冷えを改善するには大切です。ご自分の「冷えタイプ」がどちらかわからない、どのような対策や治療をしたら良いのかなど、鍼灸師にお気軽にご質問下さいませ!


冷えが改善されると、基礎体温が安定したり、生理の血の状態が変わったり、妊娠力アップの良いサインが見られるようになります。冷えは体質だからとあきらめるのではなく、しっかり改善していきましょう!

シリーズ「妊娠できるからだ作り 第2回」 〜基礎体温について〜

妊活~東洋医学の視点から

「妊娠できるからだづくり」シリーズ第2回目

今回のテーマは、、、「基礎体温」です

前回、質のいい卵子を作る為には180日前からライフスタイルを含め、身体全体のバランスを整えていくことの大切さをお伝えしました。

そこで! その指針となるのが「基礎体温」。基礎体温とは、身体が一番安静な状態にあるときの体温のこと。朝起きて布団から出る前に測ります。

基礎体温をつけると、生理周期や排卵日など、女性の身体をコントロールしている女性ホルモンの動きが確認できます。そして毎日継続的に記録することであなたの身体のリズムが見えてきます。

健康的な女性の基礎体温をグラフにすると、下のグラフのような二相の曲線を描きます。


名称未設定2




めやすは、
●低温期と高温期の差が0.3度以上
●低温期から高温期へは1~3日以内に移行
●高温期が11~14日間維持している  
   

です。

この理想的な体温と比較して,基礎体温に下記のような特徴が出ている方はライフスタイルの改善と治療が必要です。

●低温期に体温がジグザク上がってしまう
 ストレスがたまっていたり、睡眠をしっかりとれてなかったりすると、低温期に体温があがりやすくなります。低温期に体温が安定しないと、卵胞や内膜の発育に悪影響がでます。
(ワンポイント対策
ゆったりした生活を意識
低温期は早めの就寝を心掛け、ストレスをためないようにしましょう。

●低温期から高温期への移行が3日以上かかる
 お身体の冷えが強い可能性があります。
(ワンポイント対策
 足湯がオススメ
 身体の内からも外からもしっかりあたためてあげましょう。

●高温期が短い、高温期に体温が下がる
 低温期に質の良い卵胞が成熟していない可能性があります。卵胞のクォリティが低いと、高温期に分泌される黄体ホルモンがしっかり分泌されず、体温が下がってしまいます。
(ワンポイント対策
 周期全体を通してのストレス、冷え、睡眠、食事、運動など全般的なライフスタイルの改善が必要です


今回は多くの方に見られる、冷えやストレスからくる基礎体温の乱れについてご紹介させていただいましたが、グラフのパターンは十人十色。一般的に2~3ヶ月間、基礎体温をつけていただくと、ご自分のパターンが見えてきます。そして、いつ、何を、どのように改善、もしくは治療をすればいいのかが見えてくるのです。


このように、排卵日や月経周期だけでなく、ライフスタイルや体調の変化も教えててくれる基礎体温。まだ基礎体温をつけたことがないという方は、是非この機会に始めてみませんか?


妊娠に向けた鍼灸治療では、基礎体温表を参考にしながら、月経周期に合わせて治療方法を変える周期療法を行なうことができます。基礎体温表をつけてる中で、不明点などありましたら、鍼灸師までお気軽にお尋ねください!

シリーズ「妊娠できるカラダ作り」スタート!

妊活~東洋医学の視点から

当院はスタッフ全員が女性鍼灸師ですので、女性ならではのデリケートなお悩みも気軽にご相談いただけるのが強みの一つ。不妊症に悩まれている方も数多くご来院いただいております。

そこで、知っているようで知らない“妊娠できるカラダを作るために大切なこと”を、今回より10回シリーズでお伝えしていきたいと思います





第1回目は、「意外と知らない卵子のお話」です。



早速ですが、皆さんは毎月排卵される卵子が、何日かけて育ったものかご存知ですか



月経の周期毎に新しい卵子が生まれて、育って、排卵される!と思っている方も多いのではないでしょうか。



答えは、、、、



約180日です



排卵される卵子の元となる原始卵胞は、私達がお母さんのお腹の中にいる胎児の頃に一生分用意されています。排卵の約180日前に眠っていた原始卵胞が目覚めて成長をはじめ、第一次卵胞→第二次卵胞→成熟卵胞と成長をして排卵にいたります。



スタートの段階では複数の卵子が同時に成長をはじめます。このぷくぷくと成長をしている複数の卵子の中から、一番大きくなった成熟卵胞が選ばれ排卵されます。つまり「質より大きさ」が優先されるので、育ってくる卵子のストック全体の質を高め「どれが選ばれても大丈夫!」という状態を作っておくことが、妊娠するためにとても大切です。



では、質のよい卵子を作るにはどうしたらいいのでしょうか



180日間かけて成長していくわけですから、排卵日の前だけでなく、180日前=約半年前からライフスタイルを見直す必要があります。私達が寝不足になったり、しっかり栄養をとらないと肌がカサカサ/疲労困憊になってしまうのと同じように、卵子も栄養不足/睡眠不足ではクォリティが低下してしまいます



しっかりと栄養をとって、十分な睡眠をとり、気血をめぐらせ温かいカラダをつくることが、良いホルモンバランスを保つためにも必要ですし、良いホルモンバランスを保つことで卵子の質を高めることができるわけです。



では、体質別にはどんなことが必要になってくるのか?

次回からさらに詳しくお伝えしていきますどうぞお楽しみに