妊活専門鍼灸師ともに漢方を考える その②

妊活専門鍼灸師ともに漢方を考える その②

妊活~東洋医学の視点から

今回のテーマは漢方薬の適した飲み方です。

漢方は5世紀から6世紀に中国から入ってきた医学が日本の風土や文化に応じて伝承されながら発展した医学です。

その中で取り扱われる漢方薬は生薬と言って、天然の植物や鉱石、動物の一部または全部を加工したもので、特有の効果を持ちます。

漢方薬の種類は主に3種類で、薬の名前が薬の飲み方と形を示しています。

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漢方薬の種類

⚫︎湯剤、煎じ薬
名前の最後に「湯」「飲」のつくものは、「湯剤」「煎じ薬」といい、漢方薬の中で最も良く使われます。生薬を煮出し、生薬を取り除いたスープを数回に分けて飲みます。生薬の種類や量を調節出来るので、その人に合わせた調合が可能です。
例) 葛根湯(風邪のひき始め、肩こりなど)
   茯苓飲(吐き気、胸焼け、胃の膨満感など)

⚫︎散剤
最後に「散」がつくものは、散剤です。抹茶のように生薬を粉末状にした薬で、即効性があります。煎じることで無くなる生薬の成分や香りも散剤であれば残っています。
水か白湯で飲みます。
例)当帰芍薬散(足腰の冷え、生理不順、むくみの改善など)
  加味逍遥散(更年期のイライラや倦怠感、生理前のメンタル不調など)

⚫︎丸剤
生薬の成分をハチミツなどで丸い形にした薬です。
体内でゆっくり溶けるため、胃への負担が少ないです。
水か白湯で飲みます。
例)桂枝茯苓丸(下半身の冷え、のぼせ、生理痛など)

⚫︎エキス剤
湯剤のエキスを顆粒状や散剤にしたものです。お湯に溶かして飲みますが、飲みにくい場合には溶かさずに飲むこともあります。

漢方薬はいつ飲むの?
漢方薬を飲むタイミングは基本的に空腹時で、食事の30分前までか、2時間位前です。ただし、空腹時に飲むと胃がむかつく場合や、食間だと忘れ易い場合には、食後に飲んでも大丈夫です。

天然由来の漢方薬で無理なく体をケアしたい場合にも、できればご自身の判断だけで導入されずに、漢方専門医や薬剤師など専門家にご相談して飲むことをお勧めします。

 

鍼灸治療院セラキュアでは妊活や体質改善のために漢方薬を取り入れようと考えておられる患者様には、妊活専門知識のある鍼灸師が東洋医学的な観点からその方の体質を見極めた上で、専門薬剤師に処方を依頼することが可能です。漢方薬をご検討の方は是非一度ご相談ください。

不妊治療専門 鍼灸治療院セラキュアでは、経験豊富な女性鍼灸師がお一人お一人に合わせた鍼灸治療とライフスタイルに合わせたアドバイスをさせていただき、妊活を全力でサポートいたします。
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