その虚脱感、隠れ貧血かもしれません

その虚脱感、隠れ貧血かもしれません

不妊と関わる病気

疲れやすい・冷え・身体のこり・動悸や息切れ・お肌の調子が悪い・イライラしやすい・落ち込みやすい…など、なんだか調子が悪いな…ということはありませんか?

実はこのような不定愁訴は、貧血によって起こっている場合があるのです。

約3人に1人という多くの方が貧血で、そのうち9割が鉄欠乏性貧血と言われています。

よく、ふらついたり立ちくらみをする印象がありますがそれだけではありません。

鉄は主に「酸素の運搬」「エネルギー代謝」「コラーゲン代謝」「抗酸化酵素の構成」「神経伝達物質の生産」に関わっているため、鉄欠乏性貧血になると様々な不定愁訴が表れてしまうのです。

 

貧血は種類が多く、他の病気が原因で起こることもありますが、今回は割合の多い鉄欠乏性貧血についてお話しますね。

 

見逃されやすい隠れ貧血

赤血球のヘモグロビンに鉄が含まれているため、血液検査ではヘモグロビン値を見て判断します。大体12〜16g/dlが範囲内で、それ以下だと貧血と判断されます。

しかし、ヘモグロビンの数値は問題がないのに不定愁訴がある…。こういった状況はとても多くあるんです。

鉄の貯蔵や濃度の維持を行なうフェリチンというタンパク質があります。

鉄は「フェリチン」→「血清鉄」→「ヘモグロビン」の順に消費され減っていきます。

ヘモグロビンの数値に問題がなくてもフェリチンが減ってしまっていると不定愁訴は起こります。

 

この “ヘモグロビンは正常なのにフェリチンが低下している状態” を『潜在性鉄欠乏』と言います。いわゆる『隠れ貧血』の状態です。

見つけるためにはフェリチンの数値を調べる必要がありますが、通常の血液検査ではフェリチンは検査項目に入っていません。詳しい検査を必要とする場合や、検査項目の追加をお願いする事で検査ができます。健康診断でもオプションで項目の追加ができるようです。

 

女性は月経により鉄が不足しがち

毎月起こる月経。個人差はありますが、1周期の月経で約20〜140mlほどの経血が排出されます。さらに内膜症やポリープ・筋腫などがある場合は、子宮内膜の面積が増えてしまうため、経血の量は300mlほどになることも。

その他、月経以外でも下記のような状況は鉄不足を招いてしまいます。

●出血・潰瘍・血尿などによる鉄の喪失

●胃の切除・胃炎・偏食などによる鉄の供給不足

●成長期・妊娠・授乳などによる鉄の需要増大

毎月起こる月経。女性の場合、気付かないうちに鉄不足となってしまっているかもしれません。積極的に鉄分の補給をする必要がありますね。

 

卵子の質にも影響大!

質の良い卵子を育てるために鉄は重要な働きをします。卵子の質に大きく関わっているミトコンドリアの活性には酸素が必要です。呼吸で取り込んだ酸素は、ヘモグロビンとくっついて全身に運ばれるため、鉄の不足はミトコンドリアの活動にも関わります。

ミトコンドリアについてはこちら

反対に老化を促進し卵子の質を悪くするとされる酸化。この酸化に抗うためには抗酸化酵素が必要なのですが、鉄は抗酸化酵素を作る構成物質となるため卵子の老化を防ぐ役割もしてくれます。

 

黄体ホルモンの分泌にも大切

妊娠を維持していくには子宮内膜を厚くする・体温を上げるための黄体ホルモンが活躍しますが、鉄分はこの黄体ホルモンの分泌に必要な栄養素です。不足すると子宮環境が整わず着床しにくくなってしまうこともあります。

 

妊娠中は約2倍の鉄が必要

妊娠中は多くの酸素を胎児へ送る必要があるので、お母さんは鉄不足となり貧血の症状がより出やすくなってしまいます。妊娠前に比べると、妊娠中には約2倍の鉄分が必要になると言われています。また、貧血のお母さんから生まれてきた子どもも貧血になりやすいと言われています。生まれてくるお子様の成長・発育のためにも妊娠中は積極的に鉄分の補給をしましょう。

 

安産のためにも鉄を

出産の際に貧血状態であると、赤ちゃんへの酸素の供給が減ってしまったり、微弱陣痛になりやすくなると言われています。お産に時間がかかり体力の消耗も激しくなるのは赤ちゃんも一緒です。妊娠前から積極的に鉄分の補給をしておきたいですね!

 

ではどのようにすれば効率よく鉄分補給ができるのでしょうか。

次回のブログでお伝えします!お楽しみに!

 

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と妊活

不妊と関わる病気

PCOSと戦いながら妊活をされている方がここ数年増加しているように感じています。

PCOS=多嚢胞性卵巣症候群とは、未熟な卵胞が卵巣にたくさんみられ排卵がスムーズにいかない状態です。LHや男性ホルモン値が高い、毛深い、ニキビができやすい、肥満などのサインがみられなくても、未成熟卵や空胞卵、遺残卵胞に悩まされている女性が多くいらっしゃいます。

この疾患は、血糖値の状態と関係していると言われています。血糖値と言うと糖尿病を連想しますが、実は生殖ホルモンとも大きな関わりがあります。

食べ物のほとんどは消化されてグルコースという糖になり、膵臓から分泌されるインスリンの力を借りてエネルギーとして細胞で消費されます。摂取される糖分が多すぎると、細胞がインスリンに反応しない状態になってしまうことがあり、『インスリン抵抗性が高い状態』または『高インスリン血症』と呼ばれています。

日本人のインスリンを分泌する能力は欧米人に比べて低く、その結果肥満でなくても血糖値が高い方が多くいます。さらに最近では、日本人の食生活が欧米化しているということも影響し、PCOSや糖尿病のみならず、インスリン抵抗性が高い方が増加しているのではないかと思います。

血中のインスリンが多い状態が続くと男性ホルモンが増えてしまい、視床下部や下垂体から出る生殖に必要なホルモンのバランスが乱れ、妊娠しづらくなります。

このような症状でお悩みの方は食生活や生活習慣を変える事はもちろんですが、鍼灸治療を定期的に行うことでホルモンバランスや月経サイクルが改善されたという研究結果もあります。

PCOS女性に対する鍼灸治療の効果がスウェーデンの研究で示されたのでご紹介したいと思います。

鍼灸治療によって、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)による月経不順が緩和したり、テストス
テロンレベルが低下する可能性のあることが、スウェーデンで実施された試験で明らかにな
りました。 英語のサイトはこちら→

84名のPCOSの女性をランダムに3グループ、低周波の電気鍼による鍼灸治療を4か月受けるグループ(33名)、心拍数のモニターを与えられ、週 に3回の運動に取り組むグループ(34名)、そして、運動と食事改善の重要性を指導されただけで何もしなかったグループ(17名)に分けたところ、鍼灸治 療を受けたグループと運動に取り組んだグループの女性は、筋交感神経活動が低下し、鍼灸治療を受けたグループの女性は、他のグループの女性に比べて、さら に、月経不順が改善されたり、テストステロンが低下が確認された女性の割合が高かったとのこと。

PCOSの女性の中には自律神経のバランスが崩れている方が多く、今回の試験では鍼灸治療で交感神経の優位が緩和されることで症状の改善につながる可能性が示されました。

PCOSの方の不妊治療法は排卵誘発剤を使い卵胞の成長を調整しますが、これはあくまでも対処療法となります。鍼灸治療で根本的に体質を改善をし、食事や運動などのライフスタイルを見直す事が妊娠力アップに繋がります。

当院では、一人一人の患者様のライフスタイルに合わせた食事や運動の指導も行っていますので、ぜひご相談下さいませ。

次回はPCOSの方へのおすすめの食事法をご紹介致しますので、お楽しみに♪

子宮筋腫と妊活

不妊と関わる病気

病院の検査で指摘されたり、だんだん塊が大きくなってきたり…妊活中に子宮筋腫のことで悩んだり不安を抱いている方が多くいらっしゃいます。

30代では約20%〜30%、40代では40%以上もの方に子宮筋腫があると言われています。

筋腫があっても問題なく妊娠・出産する方がたくさんいらっしゃいますが、着床の妨げや早産の原因となる場合もあるため、できるだけ改善していきたいものです。

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子宮筋腫は西洋医学では原因不明とされていますが、なんと東洋医学では「塊ができやすい体質」というのがあり、それを改善していくことで子宮筋腫ができにくい身体を作っていくことができます。

 

まずは子宮筋腫とはどういったものなのか、病理学的な観点からみてみましょう。

 

すでに知っているよ〜という方は「では、東洋医学ではどんなことができるのでしょうか?」まで飛ばして下さいね。

 

子宮筋腫は、子宮の壁にできる良性のかたまり

筋腫ができる原因は不明ですが、閉経後には縮小し、発症も激減するため女性ホルモンであるエストロゲンが関与していると考えられています。

症状は、大半が無症状のため自覚の無いケースが多いですが、筋腫の大きさや発生している場所によっては、貧血や月経過多、月経痛などを引き起こすこともあります。グレープフルーツくらいの大きさになることもあり、そうなると腸や膀胱など周辺臓器を圧迫してしまうこともあります。

筋腫のできる場所は、子宮の壁の外側・内側と様々で、その中でも内側にできるものが着床の妨げになったり、流産の原因になったりします。また、内側にできていなくても、かたまりの大きさや数によっては妊娠率の低下に繋がることがあります。

西洋医学的な治療方法としては、基本的に良性腫瘍のため温存するケースが多いですが、妊娠の妨げになっている場合には腹腔鏡下手術で摘出が必要になります。(妊活中でない場合は、子宮の全摘を勧められることもあります)

 

 

では、東洋医学ではどんなことができるのでしょうか?

 

 

東洋医学では血の滞り(瘀血)が原因となり筋腫が発生すると考えられています。体質によって血の滞りが起こる原因が違うため、筋腫のある方全員に同じ治療をしていくわけではありません。お話をお伺いして体質を判断し、一人ひとりに合わせた治療プランを作成いたします。

 

下記に症状ごとにタイプ分けし、それぞれの養生法などをまとめてみました。ご自身が当てはまるタイプを探してみて下さいね。

*実際の治療の現場では、問診と触診、脈や舌の状態を考慮して体質を確定します。下記はあくまでも簡易診断であり、実際には2〜3タイプにまたがっていたり、どれにも当てはまらない場合もあります。

 

★生理前のイライラ・緊張感がある、経血が黒く塊が混じる、生理痛が辛い → Aタイプ

★痙攣を伴う生理、冷えを感じる、経血が赤く小さい塊が混じる、生理が遅れやすい → Bタイプ

★下腹部が重く感じる、肥満、痛みの強い生理 → Cタイプ

★重苦しい痛みの生理、生理周期が不規則、疲れやすい、視界がぼやける → Dタイプ

★倦怠感、腰痛、頻尿、冷え、耳鳴りなどの症状がある → Eタイプ

 

 

A 気が滞ることによっておこる瘀血タイプ

ストレスなどを抱えやすく精神的な緊張から気を滞らせてしまう傾向があります。気を巡らせるためには、ウォーキングなどの適度な運動を心がけ、春菊やセロリなど香りの強いお野菜を召し上がるようにして下さい。また、柑橘系の香りや食材も気を巡らせてくれますので、グレープフルーツやオレンジを積極的に摂っていただき、同様にアロマオイルなども使っていくことをオススメします。

 

B 冷えが原因による瘀血=ヘドロ血タイプ

骨盤内が冷えていることにより血の滞りが生じています。まずは、身体を温める食べ物を召し上がってみてください。生姜やシナモン、ラム肉などは身体を温めてくれます。そして、生ものや冷たい食べ物はなるべく控えるようにして下さい。また、運動をすることも大事ですが、このタイプの方は疲れすぎない程度に身体を動かして下さい。

 

C 水の巡りが悪く痰湿と瘀血が同時に起きているタイプ

痰湿とは、本来であれば身体に潤いを与える水分が、ドロンと煮詰まりよどんでしまっている状態の事です。

新陳代謝が悪く余計な水分を身体の中に溜めてしまう傾向があります。まずは水分代謝をあげていきましょう。過食やアルコールをたくさん飲むことは控えて、腹八分を心がけて下さい。食物繊維の多いものをたくさん召し上がっていただくこともオススメです。また、デトックス作用のある、はと麦茶やどくだみ茶なども良いですね。有酸素運動をこころがけて汗を流して代謝を上げましょう。

 

D 血と気のエネルギー不足である血虚と気虚を伴った瘀血タイプ

*血虚とは、本来あるべき量より血が少ない状態のことを言います。同じように気虚は、気=エネルギーが足りていない状態のこと。

気と血の両方が不足してしまっているこのタイプの方は、それぞれを補ってくれる食材を積極的に摂るようにしましょう。気を補ってくれる食べ物は、山芋やお肉などがあります。血を補ってくれる食べ物は、レバーやひじき、鉄分を含んだ青菜などがあります。朝ご飯からしっかりめしあがっていただき、夜は夜更かしをしないことが大事です。また疲れたときには、きちんと休養を取るように心がけてください。

 

E 腎陽虚と瘀血が同時に起きているタイプ

腎は、エネルギーを蓄える生命力の源のような機能を果たしています。また、成長や発育、生殖などにも関わる大切な所。そして陽は、温める力の大元。その腎と陽が弱くなっている状態のことを腎陽虚と言います。

腎は、元気の素であり赤ちゃんを作る力をサポートしてくれる大事な機能です。腎を補ってくれる黒ごまや黒豆、ひじきなどの色の濃い食べ物を積極的に摂って下さい。また足腰を冷さないようによく温めていただくことも大事です。

 

ご自身にあてはまるタイプはありましたか?

このように東洋医学をベースに、ご自身の生活習慣や食事を変えていくことにより、より筋腫のできにくいお身体を作っていくことができます。すでに筋腫がある方でも、これ以上大きくならないようコントロールしていくことができます。

子宮筋腫を抱えながら妊活をされていらっしゃる方、大きな筋腫の症状でお悩みの方、鍼灸治療で根本の体質から改善していくことができますのでぜひご相談下さい。

不妊と花粉症

不妊と関わる病気

春が近づくにつれ、マスクをして来院される患者さんも増えてきました。ムズムズと花粉を感じ始めていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?

くしゃみ

先日、患者さんから「花粉症なのですが、アレルギー体質と不妊は関係がありますか?」というご質問をいただきました。

 

花粉症の方すべてが妊娠しにくいわけではありませんが、アレルギーが出やすい体内環境は妊娠の妨げになっている場合もあるため、アレルギー改善は妊活に取り入れた方が良いと当院では考えています。

 

体内の免疫バランスが乱れると花粉症などのアレルギー症状が出やすくなるのですが、この免疫バランスが妊娠にも深く関わっているからです。

 

まずは簡単に免疫の仕組みについてご紹介します。(興味の無い方は次の段落の「ここからが本題」まで流し読みでも大丈夫です)

免疫には血液中の「白血球」が関係しており、主に顆粒球・リンパ球・マクロファージに分かれています。

サイズの小さい細菌、ウイルス、アレルゲンに対して働くのは、主にリンパ球のT細胞

細菌・ウイルスが侵入してきた場合は、T細胞が細菌・ウイルス専門の「Th1細胞」に分化し抗体を作るよう働きかけます。

花粉やダニなどのアレルゲンが侵入してきた場合は、T細胞がアレルゲン専門の「Th2細胞」に分化し抗体を作るよう働きかけます。

免疫バランスが乱れ、Th1が過剰になりすぎると膠原病などの自己免疫疾患となり、Th2が過剰になりすぎると花粉症などのアレルギーとなります。

さらに同じリンパ球の仲間に、この免疫の過剰/暴走を制御する「Tレグ細胞(制御性T細胞)」があります。

花粉症は、制御/調整役のTレグ細胞が減少し、過剰になりすぎたTh2を抑えきれずアレルギーが出てしまっている状態です。

スギ花粉

ここからが本題、花粉症と不妊症の関係です。

アレルギーにはTレグ細胞の減少が関係しているとお伝えしましたが、なんと妊娠の成立や維持にもTレグ細胞が関係しているのです。

Tレグ細胞は着床期から子宮内膜で増加していきます。

受精卵や胎児は母体にとって自分以外の遺伝子も持っている「異物」です。ここで母体から拒絶されないようTレグ細胞が働き、胎児に対しての免疫作用を抑制することで妊娠を維持させているのです。

つまりTレグ細胞が少ないと、受精卵や胎児に対し免疫が反応してしまうため、着床障害や流産になりやすいということです。

こういったことから「アレルギーが出やすい体内環境は妊娠の妨げになっている場合もある」といえるのです。

 

ではアレルギーがある妊活中の方は、どうしたらよいのでしょうか? 

免疫バランスの乱れは、Tレグ細胞を減少させる原因となります。

腸内には身体の約60%もの白血球が集結していることから、腸内環境が悪くなると免疫バランスが乱れやすくなることがわかっています

免疫機能を整えるカギは、消化管(腸)の働きを整えることと言えます。

特に食生活の見直しが非常に重要で、小麦粉を使った食品や甘いものの過度な摂取は腸内環境を悪化させやすくなるので注意が必要です。

 

さらに行き過ぎた「除菌・清潔」志向も問題になります。

抗菌グッズを過度に使用したり、一日に何度もシャワーを浴びたり…こうした生活習慣は皮膚のバリア機能を低下させてしまいます。

「アレルギーは皮膚から起こる」とも言われているほどで、バリア機能の低下は、アレルゲンを侵入させやすくします。

アレルゲンの侵入が増えると免疫の過剰反応が起こるため、免疫バランスを乱す原因となります。

腸内環境を整え、皮膚を保護し、アレルゲンの侵入を予防することが、免疫バランスを整えることにつながると考えます。

 

鍼灸治療は副交感神経の働きを優位にさせるため、白血球が増加し、腸の働きが高まります。

また東洋医学では「気」が、身体の表面をおおって保護する役目も担っています。

気は十分に足りているか、しっかり流れているか、皮膚のバリア機能や消化機能はどうか、こういったところを含めて全身を診ていくので、鍼灸治療では不妊症とアレルギー体質を同時に改善していくことができます。

 

「免疫バランスの乱れ」イコール「不妊症・不育症」というわけではありません

しかし、妊活中にアレルギー症状が出ないよう身体の調子を整えていくことは決して無駄ではなく、妊娠に近づく大きな一歩になることがあります。

 

当院では妊娠を望んでご来院される患者様全員にアレルギーの有無を確認し、それを考慮に入れた不妊鍼灸治療をご提供しております。過度なアレルギーが出ない体質に改善していくことが大切ですが、アレルギーが激しい時には症状を和らげる治療も可能ですのでご相談下さいませ。

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