唾液を出してウイルス対策・口臭予防をしましょう!『おすすめのツボの紹介』
生活習慣と体質改善唾液を出してウイルス対策・口臭予防をしましょう!『おすすめのツボの紹介』
今年は新型コロナウイルスの猛威を忘れられない年となりました。
マスクが習慣化するようになってから、
呼吸をしやすくする為に口呼吸になっている人が増えています。
それにより口腔内が乾燥し口内細菌が増え口臭がするようになったり、
喉の乾燥からウイルスや菌の抵抗力が減少しがちです。
唾液を出す為に唾液腺を刺激する顎の周りの筋肉のマッサージが有効です。
しかしマスクをして外出している時に手を顔に触れることのリスクもありますね。
そこで、顔に触れずに唾液が出せるツボをご紹介します!
デスクワークをされている方、スマホをよく使う方にもピッタリなツボになります。
おすすめするツボ『合谷』です。
人差し指と親指の骨がぶつかる間にあるツボです。
☆効果的な押し方は、指の間の筋肉を人差し指の骨の方向に痛気持ち良く押していくことです。
敏感な人はすぐに唾液が出る感覚、顎の筋肉の緩みを感じていただけると思います。
しばらく押すことで、「口腔内」と「のど」が潤い、
唾液が出ることにより口臭予防とウイルス感染の予防になります。
気血の鬱滞を流すツボで、肩こり頭痛、歯の痛み、喉の痛み、難聴、目の充血に効果的です。
人差し指から肘の外側を通り、肩から前側の首と顎を通り、鼻の下へと結ぶ「大腸経」という経絡のツボです。
温めるとさらに効果的なのでセルフお灸もおすすめです。
お灸ができない方はカイロを当てるもの良いです。
ご注意: 妊活中で着床時期や妊娠初期は、優しく押していただくか、
耳の後ろの凹みのツボ『翳風』(えいふう)がおすすめです!
☆こんな方におすすめ☆
・ストレスにより交感神経が高まり、口や喉が渇く方
・デスクワークの方に多い首肩こり、腕の疲れ、頭痛のある方
・イライラやのぼせのある方
・スマホで親指と腕を酷使している方
・顎の食いしばりのある方
・便秘ぎみの方
Q. 生理中に鍼灸治療を受けても大丈夫?
不妊症の鍼灸Q&A初診のご予約をいただく時に、「生理中なんですが大丈夫ですか?」というご質問をいただくことがございます。
答えは「YES!」です。
身体が「排出モード」になる生理中だからこそできるデトックス=解毒治療をする大チャンス。ぜひお越し下さい!とオススメしております。
内膜がはがれて出血をする月経期は、「血」の中に入ってしまった「毒素」を身体が排出しようとがんばっています。
鍼灸で気血の流れを良くして、解毒がスムーズに行くように応援することができます。
よりクリーンな状態で次のサイクルに入れるように、周期療法のなかでも生理中の治療はとても重要です。
月経血がネト~ッとしている、黒っぽい、塊が混じる、悪臭がする、ダラダラ長引く、生理痛がある、冷えがある、肌荒れやクスミが気になる、体臭が気になる…などという方は、妊娠の可能性が無ければ生理予定の一週間前くらいからのデトックス治療をお勧めしています。
女性は月経を利用して、血中の様々な化学物質や毒素を直接体外に排出することができます。そのせいで身体の中の毒素が内膜に集まってきやすく、毒素があまりにも多いと免疫反応が起きて炎症となり、生理痛や子宮内膜症の原因となることがあります。
当院独自の不妊治療TFM(セラキュア・ファティリティ・メソッド)では、帯脈(たいみゃく)という特別な経絡を利用して、デトックス治療を行います。
自宅のクローゼットに、古くて不要なものがガチャガチャと溜まっていませんか?
帯脈の治療は、このクローゼットの扉を開けて、断捨離をする治療です。
新しいものを迎え入れるためには、古いものを捨てなくてはなりません。
ここでいう「毒素」とは、食品添加物や化学物質、環境ホルモンなどに限らず、過去のトラウマや、見ないようにしている不快な感情、家系に代々引き継がれてきた問題なども含まれます。
東洋医学では、妊娠・出産をする前に、できるだけこのような「毒素」をお掃除して、子供に悪いものを引き継がないようにすることが大切と言われています。
治療を始めてから最初の数周期は、月経時に何年も溜まっていたどす黒いヘドロ血が出てくることがよくあります。デトックスが進むと、月経血が鮮血のように赤くサラッとしたものに近づき、生理痛の減少、肌質の改善などがみられます。
もちろん内膜のコンディションもアップしますので、受精卵にとってより快適なフワフワベッドとなり、着床率が向上します。
生理中のデトックス治療は、とてもリラックスできるものです。安心してご予約ください。
妊活専門鍼灸師とともに漢方を考える その①
妊活~東洋医学の視点から今回は漢方薬のことを考えてみました。
漢方は自然界に存在する植物、鉱物、動物などの薬効(生薬)を複数組み合わせて病気や不調を改善したり予防したりする伝承医学です。
元々中国で生まれた医学が5世紀6世紀ごろに日本に伝わり、以降は日本の風土や気候に合わせて発展しました。そして、西洋医学が中心となるまでの間、日本の暮らしや生活に入り込んで人々を支えてきました。
医薬品としての漢方薬
生薬は先人の知恵と経験の積み重ねで、害が少なく効果が確認されたものが薬として残ってきたのですが、近年その成分や作用機序が少しずつ解明されてきて、医薬品としても製造されるようになりました。病院で処方される医療用漢方製剤、薬局などで購入できる一般用漢方・生薬製剤などです。これらの薬は厚生労働省や業界団体の基準により安全性と品質を確保する取り組みが行われています。
ここで研究が進んでいる薬の例をひとつを紹介します。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
主に女性の冷えやのぼせ、月経困難、更年期症状に使われます。
実際に桂枝茯苓丸を服用したグループは、女性ホルモンの治療を受けたグループに比べ、ホットフラッシュの改善で良い結果が得られたとの報告があります。
ホットフラッシュとは主に、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少することで自律神経の働きが乱れ、顔や上半身のほてりや発汗と足元には冷えが起こる症状です。
桂枝茯苓丸に含まれる生薬の『ケイヒ』には血流改善作用があるのですが、近年の研究ではその『ケイヒ』に含まれる『シンナムアルデヒド』に、血管の内皮細胞の働きを改善する作用があることが明らかになっています。
内皮細胞は血管の収縮・弛緩を調節するなど血流の維持に重要な役割を担っていて、働きが低下すると、血流の低下や動脈硬化を起こすことがわかっています。
動物を使った実験では、シンナムアルデヒドが血管内皮細胞のへの酸化ストレスを防ぐことで血流を維持・改善し、さらに動脈硬化を防ぐことができました。
このように、古より経験的に使われていた生薬が現代社会では少しずつですがその効果が解明されてきています。
そして鍼灸治療においても同様に、痛みの緩和や自律神経のバランスの調整、免疫機能を向上などのメカニズムが解明されつつあります。
西洋医学の良さ、東洋医学の良さ、それぞれのメリットを確認しながら体調に応じた健康管理を続けてみてください。
セラキュアで行っている鍼灸治療も、自律神経のバランス調整やホルモンの働きに着目して組み立てられています。
妊活はもちろん、更年期症状や生理痛、PMSなどの女性特有の不調改善はもちろん、季節に応じた体のメンテナンスのためにもどうぞ、ご検討ください。
梅雨を前に待合室のお花がリニューアルしました!
待合室の季節のお花今回のタイトルは「青梅雨(あおつゆ)の朝」
「恵の雨をいっぱい含んだ木々や花たちがみずみずしく咲いている様を表現しました。天に伸びるノバラの青い実と彩り豊かな紫陽花を楽しみ下さい。」
とのコメントを華道家の島田光和様よりいただきました。
華やかさと力強さを備えたお花たちです。梅雨時の過ごしにくい季節ではありますが、このお花を見ていると気持ちも前向きになる感じがします。
是非、見にいらしてください。
妊活中のおやつ選び「おせんべい」
不妊症克服!〜おやつ選び〜妊活中はあれこれ気をつけることばかりでストレスがたまりがち…ストレスをためるのはよくないもーん!とおやつをパクパク食べている方、ちょっとお待ち下さい!よく口にしているそのおやつが妊娠力にどう関わっているのかを知ることで、賢くおやつを選び、ストレスの少ないベビ待ちライフを過ごしていただきたいと思います。
妊活中の賢いおやつ選び。今回のテーマは…
「おせんべい」 オススメ度 ★☆☆☆☆
「洋菓子は身体に良くないから、おやつはおせんべいに変えました」という患者様が何名かいらっしゃいました。
お砂糖たっぷりでもなく、カロリーも低そうで、乳製品も使っていない…妊活おやつには良さそうな「おせんべい」ですが、実際はどうなのでしょうか?
原材料は「お米」です
おせんべいの原材料をご存じでしょうか。
おせんべいはお米から作られています。
つまり…「糖質」でできているということ。
今までのブログで、何度か血糖値と不妊症の関連性についてお伝えしていますね。血糖値上昇の目安であるGI値(グリセミックインデックス)はおせんべいの種類にもよりますが80~89。
意外にもショートケーキと並ぶほどの高GI値の食品であり、注意が必要です。
また、カロリーは1枚約60~70kalほど。
4枚くらい食べると、ごはん茶碗1杯分のお米を食べるのと同じになり、食べ過ぎは糖質・カロリー共に摂りすぎることになってしまうので注意が必要です。
添加物が含まれている
大型スーパーのおせんべいコーナーへリサーチに行ってきました。
50種類くらいあるでしょうか。ずらっと並んだおせんべい。パッケージを裏返して原材料を見てみると…食品添加物が含まれたものがほとんどで驚いてしまいました。
人工的にうま味や甘みをつけたり、乳化剤や色をよく見せるための色素も添加されています。
醤油味のおせんべいには、発がん性が疑われている「カラメル色素」が使われているものがほとんどでした。
食品添加物を摂取すると、肝臓が解毒しようと働く際に、老化の原因となる「活性酸素」を発生させます。
妊活中には大敵の活性酸素。なるべく添加物が入っていないものを選ぶようにしてくださいね。
ちなみに、比較的シンプルな原材料のおせんべいは2~3種類ほどしか見つけられませんでした。(「調味料(アミノ酸等)」も化学調味料のことですが)
東洋医学では、黒い食べ物は生殖に関係する「腎」を補うとされています。
もし食べるなら、黒ゴマが入ったものや黒豆が入ったおせんべいを選ぶといいかもしれません。
おせんべいの東洋医学的な性質は?
原料となるお米は、私たちがよく食卓で食べている「うるち米」とおもちに使われる「もち米」が主に使われています。東洋医学的には、うるち米は「平」もち米は「温」となるので食べすぎで身体を冷やしてしまうということはありません。
まとめ
コンビニやスーパーなどで身近に買えるものには添加物が使用されているものがほとんどですが、オーガニックフード専門のお店などで探すと、「うるち米・塩」などシンプルな材料で作ったおせんべいも手に入ります。
それでも、高GI値で血糖値が上がりやすいことには変わりなく、少ない枚数しか食べられないのでおやつとして満足感が少ないのが難点。
食事の場合は先に野菜を食べてからお米を食べるなどの工夫で血糖値の上昇を緩やかにすることができますが、おやつの場合はいきなりおせんべいを食べることになってしまいます。
よって、星は1つにしました。★☆☆☆☆
多くの方にとって、意外な(残念な?)結果となりました。
妊活中、気をつけなきゃとわかっていてもついつい食べたくなってしまうおやつ…甘くなくてもおせんべいの食べ過ぎは血糖値が気になります。
高血糖の状態は下垂体に影響を与え、ホルモンの分泌異常を起こしてしまうことで排卵や卵子の質の低下が起こる可能性があります。これは男性の精子も同じです。
鍼灸治療は膵臓からのインスリンの分泌を助けたり、自律神経を整える、血流促進の作用により血糖値を安定させる効果が期待できると考えられます。
妊活中にはクリニックの通院に合わせて、鍼灸治療を併用することをおすすめします。
少しでも快適な妊活ライフをおくっていただけるよう、これからも妊活おやつ情報を更新していきます。ご期待下さい!
食生活・ライフスタイルは人によって様々。当院では一日も早く健康を取り戻していただけるよう、お一人お一人に合わせたアドバイスもさせていただき、妊活をサポートいたします。お気軽にご相談ください。
妊活中のおやつ選び「あんこ」
不妊症克服!〜おやつ選び〜妊活中はあれこれ気をつけることばかりでストレスがたまりがち…ストレスをためるのはよくないもーん!とおやつをパクパク食べている方、ちょっとお待ち下さい! よく口にしているそのおやつが妊娠力にどう関わっているのかを知ることで、賢くおやつを選び、ストレスの少ないベビ待ちライフを過ごしていただきたいと思います。
妊活中の賢いおやつ選び。今回のテーマは…
「あんこ」 オススメ度 ★★☆☆☆
ダイエット中にどうしてもスイーツを食べたくなってしまったら、洋菓子はバターやクリームなどの脂質が多くカロリーも高いため、和菓子が良いといわれています。
しかし妊活中ではどうなのでしょうか?
そこで今回は、和菓子でよく使われる「あんこ」にスポットを当てて調べてみました。
あんこは良質なタンパク質でできています
まずはあんこの原料である小豆。小豆100g中約20gのタンパク質が含まれています。
一見少なく感じますが、タンパク質の基礎となるアミノ酸のバランスがとれた良質なタンパク質でできており、とても栄養価の高い食材です。
人間の身体はタンパク質で構成されています。皮膚や筋肉・髪の毛もそうですし、妊娠に必要不可欠な血液やホルモンの生成にもタンパク質は関わっているため、妊活にはとっても必要な栄養素なんです。
赤ワインよりポリフェノールが豊富!
抗酸化作用があり老化を防いでくれるポリフェノール。豆類の中でも小豆には特に多く含まれています。
とくに輸入の小豆よりも北海道産の小豆の方がポリフェノール含有量が多いことがわかっており、なんと赤ワインの1.5〜2倍ものポリフェノールが含まれているんですよ。
食物繊維がたっぷり!
小豆には腸内環境を改善してくれる食物繊維がたっぷり。食物繊維は血糖値の急上昇を抑えてくれる効果もあり、妊活中にはバランスの良い食事と共に摂りたい栄養です。
この小さい小豆にはなんとゴボウの約3倍、さつまいもの約8倍の食物繊維が含まれているんです。
気になる血糖値…GI値は?
妊活中、おやつとして食べる際に気になるのが血糖値。小豆の場合GI値は45と低く、低GI食品となります。
しかし「あんこ」となると数値が跳ね上がります。
あんこの原材料を見ると「砂糖・小豆・食塩」となっており砂糖の量が一番多いことがわかります。作り方もたっぷりの水で小豆の皮が柔らかくなるまで煮て、小豆と同量の砂糖を入れて練り混ぜる…というのが基本です。
つまり小豆では低GIですが、砂糖が大量に加わったあんこの場合GI値が80という高GI食品となってしまうのです。
よくある和菓子の既製品でいうとどら焼きが95、大福が88。
和菓子と思って油断していると、おやつにひとつ食べただけでも急激な血糖値の上昇につながってしまうため、注意が必要です。
まとめ
原材料の小豆には紹介したタンパク質・食物繊維・ポリフェノールの他にもビタミンやカリウムなども含まれ、妊活にとても良い栄養素でできています。あんこのカロリーも100g 231kcalと洋菓子に比べると高くはありません。
しかしあんこにしてしまうことで砂糖が多く入ってしまい、血糖値の急上昇を招くことから妊活中に積極的に食べるおやつとしてはオススメできません。
どうしても食べたい時は、市販で売っているものではなくご自身で手作りするのは良いのではないでしょうか?
あんこを作る際は白砂糖を避けて、てんさい糖やはちみつ・米飴などを使って甘さを調節して作ってみてください。また茹でただけの小豆も煮たカボチャやサツマイモと一緒に食べれば程よい甘さもあり栄養価もアップします。
よって、星は2つにしました。★★☆☆☆
妊活中、気をつけなきゃとわかっていてもついつい食べたくなってしまう甘い物…和菓子でも血糖値が気になるところです。
高血糖の状態は下垂体に影響を与え、ホルモンの分泌異常を起こしてしまうことで排卵や卵子の質の低下が起こる可能性があります。これは男性の精子も同じです。
鍼灸治療は膵臓からのインスリンの分泌を助けたり、自律神経を整える、血流促進の作用により血糖値を安定させる効果が期待できると考えられます。
妊活中にはクリニックの通院に合わせて、鍼灸治療を併用することをおすすめします。
少しでも快適な妊活ライフをおくっていただけるよう、これからも妊活おやつ情報を更新していきます。ご期待下さい!
食生活・ライフスタイルは人によって様々。当院では一日も早く健康を取り戻していただけるよう、お一人お一人に合わせたアドバイスもさせていただき、妊活をサポートいたします。お気軽にご相談ください。
妊活中のおやつ選び「ヨーグルト」
不妊症克服!〜おやつ選び〜妊活中はあれこれ気をつけることばかりでストレス がたまりがち…ストレスをためるのはよくないもーん!とおやつをパクパク食べている方、ちょっとお待ち下さい! よく口にしているそのおやつが妊娠力にどう関わっているのかを知ることで、賢くおやつを選び、ストレスの少ないベビ待ちライフを過ごしていただきたいと思います。
妊活中の賢いおやつ選び。今回のテーマは…
「ヨーグルト」 オススメ度 ★★★☆☆
美容やダイエット、お通じの調子に効果が期待されているヨーグルト。毎日召し上がっている方が非常に多い身近な食品です。
食事以外でも小腹が空いた時に手軽に食べやすいヨーグルトは、妊活中のおやつとしてどうなのでしょうか?
ヨーグルトの栄養素
身体に必要な栄養素の基本である三大栄養素は、「炭水化物」「タンパク質」「脂質」です。プレーンタイプのヨーグルト100gあたりには、タンパク質3.6g/脂質3.0g/炭水化物4.9gが含まれており、バランスがとれた食品です。
GI値も25と低く、血糖値の急上昇を心配しなくていいことも嬉しい点。
しかし、あくまで低GI値なのはプレーンヨーグルトの場合なので、お砂糖が入っている物は選ばないようにしてくださいね。
やっぱり乳酸菌!
ヨーグルトと聞いて思い浮かぶのは乳酸菌ではないでしょうか。乳酸菌は様々な発酵食品に含まれており、腸内の悪玉菌を減らして善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれる作用があります。
腸内環境が整うということは、便通の改善はもちろん、免疫力もアップさせてくれます。
身体の免疫のほとんどが腸内で作られています。腸内環境が整う=免疫バランスが整うので、花粉症などのアレルギーを緩和させたり、乳酸菌の摂取によりインフルエンザの罹患率も下がったというデータがあるほど、腸は免疫と深い関係があるのです。
さらには免疫バランスが整うと、子宮環境も整い着床しやすい環境を作ってくれます。(詳しくは過去のブログ→不妊と花粉症)
意外にも女性ホルモンが含まれている?
これは乳製品全般に言えることですが、乳製品の原料である乳汁は妊娠中の牛からも搾乳しています。栄養素以外に微量ではありますが女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンなどが含まれてしまっているのです。
ヨーロッパ人を対象にした研究では、高脂肪の乳製品を日常的に摂取しているグループでは、乳がんの再発や死亡リスクが増加するという結果があります。
過度に乳製品を摂りすぎると、男性では精液所見が悪くなることや、女性では月経不順や排卵の抑制などが生じてしまうこともわかっています。「薬も過ぎれば毒になる」ですね。
お通じが良くなる…気がする??
日本人の腸はもともと乳製品に含まれる乳糖を分解する働きが弱いため、ヨーグルトを摂りすぎることで消化不良を起こし、お腹を下してしまいます。日本人の約8割がこの乳糖不耐症だと言われています。「ヨーグルトを食べるとお通じが良くなる」というのは、意外にも「乳糖不耐症によってお腹が緩くなったから」という可能性があります。
また消化不良が続くと、「脾」の機能を弱らせてしまいます。東洋医学で脾は、身体の血やエネルギーを作り出す重要な役目があり、妊活中にはとても必要不可欠な働きをしているため、気をつけなければいけません。(脾について詳しくはこちらもご覧ください)
添加物の摂取に注意
プレーン以外のお砂糖入りのヨーグルトをよく召し上がっている方は、裏面の原材料をよく見てみてください。「乳化剤」や人工甘味料である「スクラロース」「アスパルテーム」「アセスルファムK」など記載があるものが多く見られます。これらは腸内細菌を減らし、慢性的な炎症を引き起こしたり、栄養素の吸収を妨げたりすることがわかっています。
乳酸菌を摂って腸内環境を整えよう!と思っても、これではガッカリです。なるべくシンプルな材料で作られているものを選ぶようにしてみてくださいね。
おすすめの食べ方
まずは空腹時にはさけます。胃酸の影響で菌が死んでしまうので、何か食べた後にヨーグルトを食べるのがオススメです。また、相性のいいフルーツは水溶性の食物繊維が豊富な「キウイ」。ヨーグルトの腸内環境を整える力をさらにアップさせてくれます。
まとめ
血糖値が急上昇しにくい低GIの食品のため、おやつにはちょうどいいですね。食べるならプレーンタイプであれば問題ありません。便利な小分けタイプになっているヨーグルトは必ず原材料を確認し添加物に気をつけましょう。
腸内環境を整える乳酸菌はとても魅力的です。しかし要冷蔵の冷たい食品ですので身体を冷やしてしまうことと、ホルモンの影響を考えると毎日積極的に食べるのはあまりおすすめできません。
また、空腹時は胃酸の影響を受けやすいので、おやつとしてではなく食事の後のデザートとして召し上がってみてください。
よって、星は3つにしました。★★★☆☆
妊活中、気をつけなきゃとわかっていてもついつい食べたくなってしまうおやつ…低GIの食品ではありますが、冷たい食べ物なので食べ過ぎに注意しましょう。
妊活に重要なホルモンは脳で分泌され、血液中に流れ込み全身を巡り子宮や卵巣に運ばれます。クリニックで処方されるホルモン補充の薬の成分も同じく血液によって運ばれます。
しかし冷たいたべものばかりで身体が冷えてしまっているとどうでしょうか。必要なホルモンや薬の成分が正しく運ばれません。なかなか卵胞が育たない、内膜が厚くならないということにも繋がってくるのです。
鍼灸治療では滞った血流を促進させ冷えの改善をすることでホルモンバランスを整えます。高かったFSHの数値がグンと下がった方も多くいらっしゃいます。
妊活中にはクリニックの通院に合わせて、鍼灸治療を併用することをおすすめします。
少しでも快適な妊活ライフを送っていただけるよう、これからも妊活おやつ情報を更新していきます。ご期待ください!