ストレスとアンチエイジング

ストレスとアンチエイジング

生活習慣と体質改善

アンチエイジング、気になる課題ですね、今回はメンタルヘルスの視点から対策を考えてみました。

エイジングというと年齢だけが危険因子と思いがちですが、歳を取っても若々しく見える方もいれば、若い方でも身体の中では動脈硬化などの所見により血管年齢などが高い方もおられます。

エイジングを進めてしまう要素は、大きく遺伝子と環境因子にわけられます。遺伝子とは生体から生体へ、あるいは細胞から細胞へと伝えられる固有の情報です。一方、環境因子とはその生体を取り囲む状況のことで、生活環境や社会環境があります。

遺伝子や環境因子の影響を受けた生体は、日に日にエイジングという変化を起こしていきます。呼吸機能や免疫機能、筋肉や皮膚の性質、ホルモンの分泌量などの変化です。エイジングは誰にでも起こり、必然的で、少しずつ確実にすすみます。

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ストレスもこのエイジングには影響を及ぼす要素の一つです。そして、すべてとはいかないまでも、ある程度コントロール可能な環境因子です。

<ストレスについて>
現代人の生活、今や普通に過ごしていても受けるストレスは逃れることができないものです。また、ストレスは、日常生活において適度であればパフォーマンスを上げ、生活に張りが出て好ましいものです。しかし、過度になってくると逆に負担が増し、挙げ句の果てには様々な病気まで引き起こします。

そんなストレスですが、ライフスタイルを工夫することでストレスを感じにくくする、ストレスに対して抵抗力をつけることができます。規則正しい生活を送る、身体をまめに動かす、自分の行動パターンを認識するといったことだけでも、ストレスに対する耐性は高くなります。同時に大きなストレスを受けること(過剰適応、環境不適応、失感情)を避けることも大切です。

さらにストレスを感じた時の対処法を覚えておくことも重要です。たとえば五感(触・視・聴・味・臭)に働きかけることでリラクゼーションがもたらされることから、アロマテラピーやお香などで香りを楽しんだり、好きな音楽を聴いたり、森林浴をしたり、美味しい食事を摂るなどするなどです.

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意識して深呼吸をする、呼吸を整えながらストレッチをする、呼吸法を取り入れるなども自律神経を整える上で有用です。こうしたポジティブな解消法だけでなく大声を出す、泣く、愚痴をいうなど、否定的な感情を発散させる方法や、スポーツや趣味で無心になる、旅行などで気分転換を図るといったこともストレスの解消に役立ちます。

こういったことを念頭に置いて、ストレスケアを日常的に生活に取り入れるだけでも、アンチエイジングの結果に大きな差が出てきます.

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<好ましいライフスタイルの例>
1)起床時間 休日でも同じ時間にベッドから出る
2)日光   目が覚めたらすぐにカーテンをあけ朝日を浴びる
3)運動   日中に散歩などで身体を動かす
4)食事   決まった時間に食事をする
          食べたいメニューを思い浮かべ、時間をかけて
       味うう
5)呼吸   自分の呼吸に集中する時間を持つ
6)睡眠   ゆったりと息を吐きながら睡眠につく
          自分に合った寝具で寝る
7)コミュニケーション アサーティブコミュニケーション
8)私を主題にして感じたことを文書にする
9)感覚   感じ方、考え方の癖、行動特性を把握する
10)心理的快適さ 自分を些細なことでも褒め、労う

 <リラクゼーションの例>
1.五感が快
  1)嗅覚 アロマテラピー 植物
  2)触覚 肌感の良いもの マッサージ
  3)味覚 食べたいものをゆっくり味わう
  4)聴覚 波の音など自然の音 音楽
  5)視覚 青空 樹木 絵画
2.心身のリリース
  1)呼吸 ゆっくり吐く 深呼吸
  2)ストレッチ 瞑想

<リフレッシュの仕方>
1.否定的な感情の発散  
  1)声を出してなく
  2)怒りを込めて古新聞を破る
  3)思いのたけを紙に書き殴る
  4)ものを捨てる 掃除する
  5)信頼できる人に愚痴や悩みを話す
2.脱日常 スポーツ 旅行 

ただし、ケアでは太刀打ちできないようなストレスや、ストレスによって心身に不調を感じたり、身体の痛みや食欲不振、不眠などを感じた時は、専門機関を受診して早めに相談することが大切です。

<鍼灸の効果>

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鍼灸には様々な効果がありますが、リラクゼーションの効果があることも報告されています。心と身体は互いに影響し合う都する「心身一如」の考えに基づいていて、ストレスによる心の疲労は、身体に影響し、身体の疲労は心に影響すると考えます。東洋医学では心と身体の両方の側面から患者様の身体を拝見し、心身の疲労回復や体調管理などと共に、リラックス効果をもたらし、心身を整えて生きます。

そして、リラックスだけでなく、内分泌系による免疫力の調節や、その人本来が持っている自然免疫の調節が期待できます。

アンチエイジングの予防的な意味合いからも、鍼灸治療を日常生活に取り入れていただけると嬉しいです。

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参考文献 『アンチエイジングビジュアルテキスト』久保明著(学研)

待合室のお花

待合室の季節のお花

少しずつ太陽の光が高くなり、  春が進んで季節の変化を感じるようになりましたね。

セラキュアの待合室も春のお花と可愛い果物とが彩ってくれています。

 

 

テーマは「春の陽だまりの中で、読書」

薄く愛らしいはなびらを持つラナンキュラスを中心に野いちごやフレッシュなレモンも顔をのぞかせています。

あたたかな日ざしをあびて、春の甘酸っぱさを感じながら気分を上げていきましょう。」

と華道家の島田光和様からコメントをいただきました。

 

「晴れやかな魅力」など、ポジティブな花言葉を持つラナンキュラスの脇には、小鳥も読書をしたいのでしょうか、興味深そうに本を眺めています。可愛いらしいです。

 

セラキュアにお越しの際には是非ご覧になってくださいませ。

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品川区在住(36歳)T様より出産のご報告をいただきました

患者様のお声 〜妊娠・出産報告〜

T様は、2人目の妊娠ご希望で、はじめての体外受精、新鮮胚移植の頃からセラキュアに通い始められました。

移植当日は着床鍼でサポートさせていただき、見事1度目の移植にてご妊娠されました。

妊娠中もコンスタントにご来院いただき、つわりや肩こり、腰まわりのお疲れのケアをさせていただきました。

ご出産本当におめでとうございます。

現在は3人目を妊娠中でメンテナンスのために通院されております。

 

①ご出産のときの様子を簡単にお願いいたします。(陣痛・破水・分娩時の状況など)

妊娠中から胎児が小さいと言われており、計画出産を予定していましたが、予定日より前に胎児が苦しくなってしまし、緊急帝王切開での出産となりました。

②当院に通院するようになって心身の状態はどのように変化してきましたか。

通常のマッサージは妊娠中に通うことができないため、ハリはもちろんのこと、頭のマッサージなどをしてもらうことができ、とてもリラックスできました。

③当院に通院して1番良かったこと、嬉しかったことは何ですか。

女性ならではのきめ細かいサポートを受けることができ、食事や日常生活のアドバイスもいただけたことがよかったです。

④治療中の過程で印象に残っているエピソードがあればお聞かせください。

エピソードではないのですが‥不妊治療での通院だったので、周期に合わせた施術をしていただき、体外受精1回目で妊娠できたことはとても嬉しかったです。

⑤同じような症状で悩んでいる患者様へアドバイスやメッセージをお願いします。

不妊治療で通われる方も多いと思うので、針やマッサージを通して心身共にリラックスすることが大事だなと思います♡

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T様、アンケートのご協力ありがとうございました。

セラキュアスタッフ一同、お子様の成長を心よりお祈りいたします。

T様 出産報告をいただきましたいただきました

患者様のお声 〜妊娠・出産報告〜

T様は、5年前からお子様をご希望になられていましたがなかなか授からず、体外受精へとステップアップされ、移植を控えたたタイミングでご来院されました。

冷えやむくみ、腰痛などのお辛い症状を改善していきながら、1回目の移植で無事妊娠されました。

妊娠中も通院いただき、逆子も無事戻り、ご出産されました。

本当におめでとうございます。

 

現在は二人目をご希望され通院されております。

 

①ご出産のときの様子を簡単にお願いいたします。(陣痛・破水・分娩時の状況など)

東京マザークリニックにて無痛分娩でした。12分でのスピードお産でした。

ただ出てくる時にへその緒が首に2周巻きついてしまったようで、院長がすぐ対応してくださり助かりました。

②当院に通院するようになって心身の状態はどのように変化してきましたか。

冷え性、腰痛持ちだったので妊婦の身体でさらに大変なところをマッサージしていただき軽く過ごせることができました。

③当院に通院して1番良かったこと、嬉しかったことは何ですか。

不妊治療のクリニックや産院では流れ作業で聞けなっかた事など専門知識も豊富なので相談やアドバイスなどたくさんお話をさせて頂けて信頼できた→理由はそこかも。

④治療中の過程で印象に残っているエピソードがあればお聞かせください。

逆子になり悩んでいたが無事に戻った

⑤同じような症状で悩んでいる患者様へアドバイスやメッセージをお願いします。

すでに口コミでたくさんの人にオススメしていますが、技術はもちろんのこと専門知識が豊富なので不安なことなどアドバイスいただけて不妊治療中の人達に寄り添ってくれる温かい鍼灸院だと思います😊

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T様、アンケートのご協力ありがとうございました。

セラキュアスタッフ一同、お子様の成長を心よりお祈りいたします。

待合室に🌸桜🌸がやってきました

待合室の季節のお花

日がだんだん高くなってきて、明るい空と暖かさを感じることも増えてきましたね。

セラキュアには毎年恒例の桜がやってきました。

今年の桜は、枝に多くの桜が咲いているそうで、とっても華やかになっています。

ぜひ一足先のお花見気分を味わってみてくださいね🌸

 

今回のタイトルは『春待ち桜』です。

三寒四温の頃となりました。春を待つ心いっぱいの皆様に一足早く満開の桜をお届けします。

この春、幸せなシーンがたくさん訪れますように祈りをこめて。

花道家の島田 光和様からコメントをいただきました。

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妊活におすすめなノンカフェイン伝統茶

不妊症克服!〜食養生〜

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鍼灸師が選ぶ妊活中におすすめのお茶

体の健康作りのために水分は欠かせません。

とは言えついつい、水分を摂るのを忘れてしまうこともありますよね。

お水だけだと飲みにくいと言う方にもリラックスしたいと言う方にも

カフェインは取りたくないと言う方にもおすすめお茶を厳選したいと思います。

妊活におすすめなハーブティーも沢山ありますが、

今回ご紹介するのはこちら。

~日本で昔から飲まれている妊活におすすめな伝統的なお茶パート⑴~

1、加齢による卵の質を上げたい方へ抗酸化作用ならコレ!

 

『柿の葉茶』 

⚫︎期待できる効能 抗酸化、免疫、血圧、シミ、ニキビ跡、むくみ、便秘、貧血、胃のケア

⚫︎おすすめ体質 気滞 血虚 痰湿 腎虚タイプ

⚫︎飲むおすすめなタイミング 生理前 採卵前 移植前 風邪予防など 

ノンカフェインで効能が素晴らしいところがなんとビタミンCがレモンの10倍

コエンザイムQ10、柿タンニン、ルチン、ベータカロテン、カリウム、マグネシウムなど豊富。

卵質のケアに欠かせない「血糖値」をも穏やかにしてくれます。

抗菌作用と免疫力も向上して、むくみ(利尿作用あり)にもおすすめです。

健康にお詳しい方はご存知かもしれませんが、タンニンが多くて鉄の吸収阻害されるのでは?

と言う従来の考えがありますが、タンニンは多すぎると言うこともないようです。

そして従来では鉄の吸収を阻害するとされていましたが、近年ではむしろタンニンを摂取するとこで鉄分が吸収されやすくなることがわかっています。

(健康の常識をどこまで信用するか考えるきっかけになるほど衝撃でした…)

※お腹がゆるくなることがあるので飲み過ぎには注意してください

余談ですが、柿の木は日本全国で育ち、葉も実も栄養価が高く古く昔から食料不足があった時の為の食品の一つとされた歴史があります。

最新の研究では柿の葉タンニンによる強い抗酸化作用が“精神的ストレスによる活性酸素の増加“を防いでくれることが証明されています。

お茶としての味は渋くもなく飲みやすいです。

濃いめになると渋いので出し過ぎにならないように!

 

2、温活と血液ドロドロをデトックス、アンチエイジングしたいならコレ!

 

『あずき茶』

⚫︎期待できる効能 冷えの緩和 生理痛 血圧 むくみ 便秘 ニキビ 吹き出物 白髪

⚫︎体質 瘀血 血虚 陽虚 腎虚 気虚タイプ

⚫︎飲むおすすめなタイミング 生理中 妊娠中 採卵前 移植前 

成分はサポニンによる血行促進、中性脂肪へのダイエット効果、血液循環や抗酸化のポリフェノール、利尿作用のカリウム、鉄分、亜鉛、腸活や血糖値の食物繊維、ストレスケアのビタミンB1B2などなどです。

妊活中の方や子宮トラブルをお持ちの方におすすめです。

薄毛や白髪が気になる、更年期を感じる方もおすすめな『腎』をサポートしてくれます。

豆のほのかな甘い香りがしますが、黒豆茶ほどの香ばしい香りの高さはありません。

妊娠中でもお子様ものみやすく美味しいです。

産後は母乳の出をよくして乳腺炎予防にもおすすめです。

※お腹がゆるくなることがあるので飲み過ぎには注意してください

※人気な黒豆茶の方は王道なのでここでは割愛させていただきます。

 

 

◆水分のとり方のポイント◆

・あたたかい湯温でこまめに少量をとること

・最低でも1日3回しっかり飲むこと

・デスクワークの方は30分に一回は口に少量でも入れるのをおすすめします

(リラックスの効果も期待でき無理のない活動ができます)

・いっき飲みは消化器や腎臓の負担になりますのでゆっくり飲みましょう

上記は一般のマーケットではあまり見ない商品ですが、

ネットや健康食品店ではポピュラーなようですので合う飲み物をお試しください。

 

⭐︎体質に合ったものをチョイスすることをおすすめしますが、

ご自身が今どんな体質タイプになっているのかわからない方は当院スタッフにお尋ねくださいませ。

 

筆者、土井の飲んでるお茶はこちらです↓

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品川区在住N様(34歳)から出産のご報告いただきました

患者様のお声 〜妊娠・出産報告〜

N様は、クリニックに通いながらタイミング法を行なっているところで初めてのご来院。数ヶ月続けた後、ステップアップを視野に他のクリニックへ転院され、採卵後初めての移植にて妊娠されました。

その後ご無事に出産することができ、現在は第2子の妊娠に向けてご来院されています。

ご妊娠、ご出産、本当におめでとうございます。

 

1.  ご出産の時の様子を簡単にお願いいたします。(陣痛・破水・分娩時の状況など)

予定日をすぎた来におしるしがあり、そのまま明け方入院しました。

麻酔を入れたのもあってか、1日かかって出たしました。

2. 当院に通院するようになって心身の状態はどのように変化しましたか?


話をよく聞いてくださるので、
安心して施術をうけられただけでなく、お話すること自体がストレス発散になりました。

 

3. 当院に通院して1番よかったこと嬉しかったことは何ですか。

日々仕事と通院に追われる中で、自分のために時間をつかえている実感と満足度、高い施術・サービスを受けられたことです。

 

4. 治療中の過程で、印象に残っているエピソードがあればお聞かせ下さい。

移植当日に財布を忘れて焦っていたら、仕事中の夫が病院まで届けてくれたことです。初めて(笑)二人三脚でがんばってるんだなと強く感じました。

 

5. 同じような症状で悩んでいる患者様へアドバイスやメッセージをお願いします。

バランスがむずかしいと思うのですが…私は気負いすぎず、でもやれることはやったと思えるように色々トライしながら、前向きに過ごしていました。

みなさんの願いが叶いますように。

 

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N様、アンケートのご協力ありがとうございました。

セラキュアスタッフ一同、お子様の成長を心よりお祈りいたします。

新年のご挨拶

待合室の季節のお花

新年あけましておめでとうございます。

本年も女性ならではの視点で皆様の美と健康のサポートをさせていただきます。

皆様にとって癒しと笑顔溢れる一年となりますように。

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待合室が華やかな新年仕様になりました。

 

島田様からメッセージを頂いています。

今回のテーマは「2025年福来たる」

松竹梅の中に、実りの福、商売繁盛の表

長寿の鶴をあしらい、皆様に多くの福がまいりますように祈りをこめて制作しました。

2025年が幸せに満ちた手となりますように、

島田光和

マザーホルモン「DHEA」

不妊症克服!〜日常生活〜

腎臓の上にある「副腎」からは様々なホルモンを分泌しています。中でも妊活中に注目したいのが「DHEA」です。DHEAは数十種類のホルモンに変化する前駆体で、それゆえにホルモンの母「マザーホルモン」とも呼ばれています。

DHEAは、男性であればテストステロン、女性であればエストロゲンに変化していきますが、その他にも下記のような作用があり「若返りホルモン」とも言われているほど。

抗炎症作用・抗酸化作用・免疫機能の増強・細胞の修復・ミトコンドリアの活性・インスリン抵抗性の改善・成長ホルモンの分泌・抗ストレス作用・抑うつ効果・体脂肪の減少

DHEAは妊活だけでなく身体の健康維持に必要なホルモンでもあります。

このDHEAのサプリメントの摂取によりFSHの低下や採卵数・妊娠率が増加したという報告もあり、卵子の質や発育に良い影響があることがわかっています。

 

 

ストレスが大敵

このDHEAはストレスによって減少してしまいます。

ストレスを感じると同じ副腎皮質からコルチゾールというホルモンが分泌されます。

コルチゾールはストレスに対抗し身体を守るためのストレスホルモンとも言われており、血圧や血糖値を上げて身体を踏ん張らせようと働きます。

長期的にストレスを感じているとコルチゾールによる高血糖に伴い、インスリンの分泌も過剰になることでインスリン抵抗性が行進されてしまう可能性があります。他にもセロトニンの分泌を抑制してしまう作用もあり、精子や卵子の質にも関わってきてしまいます。

しかし身体を守るためになくてはならない必要なホルモンのため、副腎から優先的に分泌されてしまうため、DHEAの分泌が後回しになってしまうのです。

ストレスはこういった部分からも妊活に関わってくるのですね。

 

年齢と共に減ってしまう

さらに20才をピークにDHEAの分泌は自然と減ってきてしまいます。

東洋医学でも年齢を重ねていくと腎のエネルギーである腎精が低下していくため、老化の症状が現れてくると考えられています。

養生としては腎精をいかに消耗せずに日々過ごしていくかが重要です。

 

実際にDHEAの減少と腎精消耗の原因は共通しています。

加齢・夜更かし・睡眠不足・過労(心身共に)ストレス・偏った食事など

 

DHEAを増やすには

夜更かしや睡眠不足はコルチゾールの増加に関わり、DHEAの分泌を減らしてしまいます。東洋医学ではホルモンは陰分にあたり、夜寝ている時に作られるものであるため質の良い睡眠をとることが重要とされています。

目への光の刺激は交感神経を刺激し、睡眠に影響を与えます。

なるべくベッドではスマホを触らないようにしたり、寝る1時間前くらいからお部屋の照明を暗めに落とすのも良いです。睡眠中は豆電球などもつけずに真っ暗にする方が深い睡眠をえられやすいとされています。

食事面ではカフェインやアルコールはコルチゾールの分泌を促すため、摂りすぎてしまっている場合には注意が必要です。コレステロールはホルモンの材料になるため、ある程度脂質をとることも推奨されています。

東洋医学では腎精は脾胃から生成されるため、冷たいものや刺激物(カフェインやアルコール)脂っこいもの・甘いもの・味の濃いものなど胃腸の負担になるような食事に気を付けましょう。また夜遅くの食事も胃腸の負担になるほか、胃腸が動いて消化をしている状態は睡眠の質にも影響しますので、夕食から寝るまで3〜4時間はあけるようにしましょう。

他には下半身を動かすウォーキングやスクワットが副腎への血流量が上がりDHEAの分泌を促し、更年期症状が和らいだという報告もあります。

東洋医学では腎は下半身に関係するため、下半身を動かす運動は腎のエネルギーを生殖器へ循環させるとも言われています。デスクワークが多い方や運動不足の方は、どこでもできるスクワットから始めてみてはいかがでしょうか。

 

マザーホルモンであるDHEAの分泌を促すことは、妊活だけでなく更年期症状やアンチエイジングにもなります。まずはできることから始めてみて、養生して過ごしていきましょう。

食生活やライフスタイルは人によって様々です。当院では、お一人お一人に合わせた鍼灸治療とアドバイスをさせていただき、妊活をしっかりとサポートいたします。

お気軽にご相談ください。

鍼灸でPMSを改善:自然な方法で心と体の調子を整える

セラキュアの不妊治療

月経前症候群(PMS)は、生理前になると気分の浮き沈みや胸部の張り、

腹部の膨満感、便秘、痛みなどのさまざまな症状が現れ心身の不調を引き起こすものです。

程度の差はあれ多くの女性が経験しているもので、日常生活に影響を与えることがあります。

しかし、最近の研究では、鍼灸治療がPMSの症状を自然に和らげる有効な方法であることがわかってきました。

ホルモンバランスへの働きかける鍼灸治療

特に注目されているのは、鍼灸がPMSに関連する神経・内分泌系を調整する点です。

神経・内分泌系は、女性ホルモンの分泌に密接に関連しており、このホルモンバランスの乱れがPMSの主な原因の一つとされています。

鍼灸治療は、ホルモンバランスを調整し、身体的および精神的な症状を軽減する可能性があると示唆されています。

ひとりひとりの体質に合わせたPMS治療

PMSの症状に悩んでいる方にとって、鍼灸は安全で効果的な治療法のひとつです。

気分の変動や体の不調を和らげ、より快適な日常生活を送るための手助けをします。

例えば、気分が落ち込みやすい方と、コントロールができない方では体質が異なり、使用する鍼はツボなども異なります。

当クリニックでは、お一人お一人の体質に合わせたテイラーメイドの治療プランを提供し、PMSの症状を軽減するサポートをいたします。

PMSに対する鍼灸治療に関心のある方は、ぜひ当クリニックにご相談ください。

鍼灸を通じて、心身のバランスを整え、快適な毎日を送りましょう。

この記事は以下の研究データに基づき作成しております。

Recent studies suggest that acupuncture may have beneficial effects on managing premenstrual syndrome (PMS). Research presented in recent conferences and publications highlights the potential of acupuncture to alleviate symptoms associated with PMS, such as mood swings, bloating, and pain.

One study in particular explored how acupuncture can modulate the neuroendocrine system, which is closely linked to the symptoms of PMS. This research suggests that acupuncture may help regulate hormonal imbalances that contribute to PMS, potentially reducing both the physical and emotional symptoms. Furthermore, the integration of acupuncture into the treatment of menstrual disorders has been increasingly recognized in clinical settings as part of a broader approach to women’s health [oai_citation:1,Research Update: Recent 2023 studies on acupuncture for pain | shaftesburyclinic](https://shaftesburyclinic.com/research-update-recent-2023-studies-on-acupuncture-for-pain/) [oai_citation:2,Research Highlights for 2022 – Research – Medicine in Motion News](https://news.med.virginia.edu/research/research-highlights-for-2022/) [oai_citation:3,2023 Conference Program Summary](https://www.acupunctureresearch.org/Program).

For further reading on this topic, exploring more recent studies published in acupuncture research journals or attending relevant medical conferences might provide deeper insights.

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