排卵後でも夫婦仲良く♡←着床しやすくなります!
不妊症克服!〜日常生活〜以前、「不妊と花粉症」のブログで、Tレグ細胞についてお話ししました。
(まだご覧にっていない方はこちらからどうぞ→☆)
Tレグ細胞は、免疫の過剰反応を抑える細胞で、妊娠の成立や維持にも関係しています。
受精卵や胎児が異物として拒絶されないよう免疫反応を抑制する役目があるため、Tレグ細胞が少ないと着床障害や流産が起こりやすくなります。
Tレグ細胞を増やすには、免疫バランスを整えることが重要ということは以前お伝えしましたが、他にも子宮内膜が精子にさらされることでTレグ細胞が増加するということがわかっています。
つまり性交渉後にTレグ細胞が増えるということです!
1周期のうち、週に1回の性交では妊娠率が15%なのに対し、一日おきの性交の場合だと33%、毎日の性交だと37%と高くなります。
排卵期に関係なくいつでも性交を行っているカップルは妊娠率が高いという報告があります。これは精子の質が良くなることとも関係がありますが、精子に反応してTレグ細胞が増加することも関わっているものと思われます。
妊活中の方は特に、排卵したらセックスをしても意味がないし…と思われがちですが、免疫抑制のことを考えると高温期にもぜひ性交渉を持っていただきたいと思います。
自然妊娠には排卵日の数日前からタイミングをとり、排卵したらすぐに受精できる状況が望ましいとされています。フレッシュな卵子とフレッシュな精子であればあるほど受精・着床の確率が高いからです。
しかし排卵期ばかりを意識するとプレッシャーやストレスとなり、心身や夫婦関係に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
パートナーとのスキンシップとしても、排卵時期とは関係なく性交渉を持ってみてはいかがでしょうか。
なお、人工受精後や受精卵移植後などの場合は、衛生面のことや子宮の収縮によるリスクを考え性交渉をすすめないクリニックもありますので、よくドクターと相談するようにしてくださいね。
不妊治療専門 鍼灸治療院セラキュアでは、経験豊富な女性鍼灸師がお一人お一人に合わせた鍼灸治療とライフスタイルに合わせたアドバイスをさせていただき、妊活を全力でサポートいたします。
念願の赤ちゃんを抱きしめるその日まで、最高の治療をご提供できる体制を整えておりますので安心してお任せください。
まずはお気軽にご相談ください。
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不妊鍼灸治療院セラキュア
住所:東京都品川区上大崎2-24-10 島田ビル3F
目黒駅 徒歩2分・恵比寿駅 徒歩15分
TEL:03-3491-4589
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妊活をサポート〜家庭でできるセルフケア ふくらはぎマッサージ
不妊症克服!〜日常生活〜みなさんは、ご自分のふくらはぎを触ったことはありますか?
押すと痛かったり、冷たかったり、むくんでいたり…
日によってコンディションに違いはあれど、これらは血流が悪くなってしまっているサインです。
妊活とはあまり関係がないように思いますが、意外にもふくらはぎは子宮と関わりがあるため、妊活中にはふくらはぎのケアをすることをオススメします。
ふくらはぎと子宮の関係
ふくらはぎは第2の心臓とも言われており、筋肉のポンプ作用によって下半身の血流を体幹に押し戻す役割があります。
病院では点滴が入りにくい患者さんのふくらはぎをマッサージすると点滴がスルスル入っていくというのは有名な話です。それほどふくらはぎのポンプ作用が全身の血流に関係しているということがわかります。
ではどうして子宮と関係があるのでしょうか。
それはふくらはぎから心臓へ戻っていく際に、まず骨盤内を通過していくからです。
冷えていれば、冷たい血液が骨盤内に入り込み子宮を冷やします。
硬くなっていれば、筋肉のポンプ機能がうまく働かず、子宮への血流量が低下してしまいます。
むくんでいる状態も同じく、血流が悪くてむくみが生じているため、子宮への血流が悪い状態です。
東洋医学では足が冷えていると子宮も冷えていると考えており、妊活中の方はもちろん月経痛が辛い方や生殖器系の疾患がある方などに足を冷やさないよう推奨しているのはこのためです。
ふくらはぎの経絡
足元にあるツボでは子宮に関係する『三陰交』(さんいんこう)が有名ですが、ふくらはぎ側にも良いツボがあるんです。
アキレス腱の内側のラインを腎経、アキレス腱の外側のラインを胆経が通っています。
そして中央には膀胱経という経絡が通っており、目頭から上へ登り、後頭部〜背中〜殿部〜ふくらはぎ〜足の小指までつながっています。
この膀胱経は妊娠に関連する腎経と深い関わりがあります。ふくらはぎ中央にある『飛陽』(ひよう)というツボは、腎経へ気を飛ぶように早く流してくれる働きをするんです。
また腰にもつながっていることから、腰痛のケアにもなります。腰痛にオススメなのは膝裏中央にある『委中』(いちゅう)。腰は腎と関わりがあるため、腰の重たさやダルさをケアすることは腎のエネルギーの活性化にも繋がります。
ふくらはぎのセルフマッサージ
マッサージではセサミオイルを使うのがオススメです。
セサミオイルはサラッとしていますが、皮膚に塗布すると約3分ほどで血液中へ、約5分後には骨髄へ到達するといわれているほど非常に浸透の良いオイルです。
そのため、体内の老廃物を排出する効果も高く、定期的にオイルマッサージをすると瘀血の改善にも繋がります。
溜まったものを流すように足首から上へ向かってマッサージしましょう。
またオイルでのマッサージは皮膚を保護し潤いを与えます。東洋医学では皮膚は肺と関係があり、皮膚の不調は肺の症状に関係するとも考えられています。
現代では「アレルギーは皮膚から起こる」とも言われており、アトピーなど皮膚の状態が悪いとそこからアレルゲンが侵入し症状を悪化させてしまうため、肌が保湿され潤っている状態が好ましいとされています。
皮膚が潤っていてバリア機能が正常に働いている状態は、アレルゲンに対してのバリアにもなる他、肺を強くし風邪などの外邪への抵抗力を高めます。
アレルギー症状が出ている状態というのは、子宮内の免疫バランスにも影響が出てしまっている可能性もありますので、妊活中にはマッサージと共にお肌のケアも大切ですね。
以前の花粉症についてのブログもご覧になってみてください。
当院ではオプションメニューとして
ふくらはぎ療法(オイルまたは指圧)1100円
もご案内可能です。
いつもの治療にプラスするだけで身体のスッキリ感が違います。
ぜひお試しください。
ストレスとアンチエイジング
生活習慣と体質改善アンチエイジング、気になる課題ですね、今回はメンタルヘルスの視点から対策を考えてみました。
エイジングというと年齢だけが危険因子と思いがちですが、歳を取っても若々しく見える方もいれば、若い方でも身体の中では動脈硬化などの所見により血管年齢などが高い方もおられます。
エイジングを進めてしまう要素は、大きく遺伝子と環境因子にわけられます。遺伝子とは生体から生体へ、あるいは細胞から細胞へと伝えられる固有の情報です。一方、環境因子とはその生体を取り囲む状況のことで、生活環境や社会環境があります。
遺伝子や環境因子の影響を受けた生体は、日に日にエイジングという変化を起こしていきます。呼吸機能や免疫機能、筋肉や皮膚の性質、ホルモンの分泌量などの変化です。エイジングは誰にでも起こり、必然的で、少しずつ確実にすすみます。
ストレスもこのエイジングには影響を及ぼす要素の一つです。そして、すべてとはいかないまでも、ある程度コントロール可能な環境因子です。
<ストレスについて>
現代人の生活、今や普通に過ごしていても受けるストレスは逃れることができないものです。また、ストレスは、日常生活において適度であればパフォーマンスを上げ、生活に張りが出て好ましいものです。しかし、過度になってくると逆に負担が増し、挙げ句の果てには様々な病気まで引き起こします。
そんなストレスですが、ライフスタイルを工夫することでストレスを感じにくくする、ストレスに対して抵抗力をつけることができます。規則正しい生活を送る、身体をまめに動かす、自分の行動パターンを認識するといったことだけでも、ストレスに対する耐性は高くなります。同時に大きなストレスを受けること(過剰適応、環境不適応、失感情)を避けることも大切です。
さらにストレスを感じた時の対処法を覚えておくことも重要です。たとえば五感(触・視・聴・味・臭)に働きかけることでリラクゼーションがもたらされることから、アロマテラピーやお香などで香りを楽しんだり、好きな音楽を聴いたり、森林浴をしたり、美味しい食事を摂るなどするなどです.
意識して深呼吸をする、呼吸を整えながらストレッチをする、呼吸法を取り入れるなども自律神経を整える上で有用です。こうしたポジティブな解消法だけでなく大声を出す、泣く、愚痴をいうなど、否定的な感情を発散させる方法や、スポーツや趣味で無心になる、旅行などで気分転換を図るといったこともストレスの解消に役立ちます。
こういったことを念頭に置いて、ストレスケアを日常的に生活に取り入れるだけでも、アンチエイジングの結果に大きな差が出てきます.
<好ましいライフスタイルの例>
1)起床時間 休日でも同じ時間にベッドから出る
2)日光 目が覚めたらすぐにカーテンをあけ朝日を浴びる
3)運動 日中に散歩などで身体を動かす
4)食事 決まった時間に食事をする
食べたいメニューを思い浮かべ、時間をかけて
味うう
5)呼吸 自分の呼吸に集中する時間を持つ
6)睡眠 ゆったりと息を吐きながら睡眠につく
自分に合った寝具で寝る
7)コミュニケーション アサーティブコミュニケーション
8)私を主題にして感じたことを文書にする
9)感覚 感じ方、考え方の癖、行動特性を把握する
10)心理的快適さ 自分を些細なことでも褒め、労う
<リラクゼーションの例>
1.五感が快
1)嗅覚 アロマテラピー 植物
2)触覚 肌感の良いもの マッサージ
3)味覚 食べたいものをゆっくり味わう
4)聴覚 波の音など自然の音 音楽
5)視覚 青空 樹木 絵画
2.心身のリリース
1)呼吸 ゆっくり吐く 深呼吸
2)ストレッチ 瞑想
<リフレッシュの仕方>
1.否定的な感情の発散
1)声を出してなく
2)怒りを込めて古新聞を破る
3)思いのたけを紙に書き殴る
4)ものを捨てる 掃除する
5)信頼できる人に愚痴や悩みを話す
2.脱日常 スポーツ 旅行
ただし、ケアでは太刀打ちできないようなストレスや、ストレスによって心身に不調を感じたり、身体の痛みや食欲不振、不眠などを感じた時は、専門機関を受診して早めに相談することが大切です。
<鍼灸の効果>
鍼灸には様々な効果がありますが、リラクゼーションの効果があることも報告されています。心と身体は互いに影響し合う都する「心身一如」の考えに基づいていて、ストレスによる心の疲労は、身体に影響し、身体の疲労は心に影響すると考えます。東洋医学では心と身体の両方の側面から患者様の身体を拝見し、心身の疲労回復や体調管理などと共に、リラックス効果をもたらし、心身を整えて生きます。
そして、リラックスだけでなく、内分泌系による免疫力の調節や、その人本来が持っている自然免疫の調節が期待できます。
アンチエイジングの予防的な意味合いからも、鍼灸治療を日常生活に取り入れていただけると嬉しいです。
参考文献 『アンチエイジングビジュアルテキスト』久保明著(学研)
待合室のお花
待合室の季節のお花少しずつ太陽の光が高くなり、 春が進んで季節の変化を感じるようになりましたね。
セラキュアの待合室も春のお花と可愛い果物とが彩ってくれています。
テーマは「春の陽だまりの中で、読書」
薄く愛らしいはなびらを持つラナンキュラスを中心に野いちごやフレッシュなレモンも顔をのぞかせています。
あたたかな日ざしをあびて、春の甘酸っぱさを感じながら気分を上げていきましょう。」
と華道家の島田光和様からコメントをいただきました。
「晴れやかな魅力」など、ポジティブな花言葉を持つラナンキュラスの脇には、小鳥も読書をしたいのでしょうか、興味深そうに本を眺めています。可愛いらしいです。
セラキュアにお越しの際には是非ご覧になってくださいませ。