妊活をサポート〜自宅でできるセルフケア 足三里
不妊症に効くツボ東洋医学では、目には見えないエネルギー「気」が全身を流れていると考え、その気の通り道を「経絡」と呼んでいます。
全身に張り巡らされた経絡を地下鉄に例えると、(ツボ(経穴)」は、その経絡上の要所であり、地上に通じる駅のようなもので、全身に360以上存在します。
経絡はそれぞれ内臓と繋がりがあり、ツボは体の変調を伝える反応点であり、治療点でもあります。
セラキュアでは、患者様のお身体の状態や体質等に合わせて、様々なツボを組み合わせ、筋肉や神経にもアプローチして施術しておりますが、さらにご家庭でも指圧やお灸などのケアをしていただくことで、より一層の効果が得られます。
そこで、よく使うツボとその効用、場所についてお伝えします。
足三里
養生のツボとして有名な足三里。奥の細道で松尾芭蕉が足三里にお灸を据えて旅を続けたことでも知られています。
足三里は「陽明胃経」と言う経絡上にあり、食欲不振や胃もたれなど消化器系の不調によく効きます。
また、多気多血と言って、妊活に欠かせない気(エネルギー)と血(栄養)を充実させるので、妊活の治療に必ず使うツボです。
他にも疲労回復、自律神経失調の改善、健康長寿など、まさに心と体に効く万能のツボです。
足三里の名前は、膝のお皿の下の窪みから三里(三寸)離れた位置にある、里(気が集まる場所)というのが由来のようです。
膝のお皿の下に、人差し指から小指までを横にしてのせ、脛の外側辺りを押してみて、痛気持ちいい場所を探してみてください。
優しく指圧するだけでも効果はありますが、お灸をすることで、血流が良くなり、様々な不調が改善されて元気が出てきます。
ぜひご自宅でも試してみて下さい。