妊娠の邪魔をする?!ベビ待ちの天敵「活性酸素」

妊娠の邪魔をする?!ベビ待ちの天敵「活性酸素」

不妊症克服!〜日常生活〜

・タイミング法や人工授精をしてもなかなか妊娠しない

・体外受精・顕微授精しても受精しない

・受精はしたけれどもグレードが低い

このような悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?

妊娠するために重要な精子と卵子。医療技術の発達で、妊娠するまでの距離がより短くなりましたが、それでもなかなか妊娠しないケースも多くあります。

そこには精子や卵子の「質=クオリティ」が大きく関係しているのです。

加齢によって精子や卵子の質が低下することはよく言われていますが、年齢が若くても質が悪い場合もありますし、年齢が高くても質が良い場合もあるため、それが全てではありません。

精子や卵子の質を悪くする原因の一つに「活性酸素」が考えられています∑!!

活性酸素とは酸素が変化してできるもので、すべての呼吸をする生物の体内に発生します。

食べた物が消化吸収され、栄養が体内の細胞に行き渡り、エネルギーとして変換される時に発生する化合物が「活性酸素」です。

この活性酸素自体は悪いものではありません。体内に細菌などの有害物質が入ってくると、解毒作用や免疫システムが働き、酸化力の強い活性酸素を作り出し、武器となって戦ってくれるのです。

しかし、この活性酸素が増えすぎた時が大問題なのです!

活性酸素は酸化作用によって正常な細胞や組織を攻撃し、老化を促進させるだけでなく、ガン細胞を発生させてしまうのです。

みなさんの周囲を見渡してみてください。年齢よりも若く見える方・老けて見える方はいませんか?

遺伝ももちろん関係していますが、その他にもその方の食生活や生活スタイルによる「酸化」作用が大きく関わっていると考えられています。

例えば、りんごを切ってそのままにしておくと、切り口から茶色く変色してきますよねりんごこれは酸素が他の物質と結びついて酸化することで起こります。

鉄も時間が経つと、徐々にサビてきます。これも酸化によって起こります。

つまり身体の中に活性酸素が増え過ぎるということは、強い酸化作用によって「身体をサビさせる=老化を早める」ということなのです。

活性酸素が身体に増えすぎてしまうと、生殖細胞の老化が早まり、卵子や精子の質を低下させるだけでなく、子宮内膜の状態も悪くなり、着床障害流産の原因となることもあります。

活性酸素が必要以上に増えてしまう原因である生活習慣を見直してみることが大切です。

食生活

外食やコンビニ、ファストフードなどに含まれている食品添加物を多く摂取すると、肝臓が解毒しようと働く際に、活性酸素が発生します。アルコールの摂り過ぎも同様です。

タバコ

百害あって一利なし。タバコの有害物質が体内に入ると、解毒作用や免疫が働き、活性酸素が大量に発生してしまいます。

■激しい運動

呼吸が激しくなり、体内の酸素量が増える分、活性酸素の発生も多くなります。ウォーキングなどの軽い運動がおすすめです。

■ストレス

免疫学的にも、ストレスを感じて自律神経バランスが崩れると、活性酸素が増えることが分かっています。


このように特定の生活習慣で活性酸素が増えるということは、裏を返せば「生活習慣を変えれば活性酸素は減らせる!」ということです。

さらに積極的に活性酸素を減らして、細胞を若く保つためには、「抗酸化」がカギとなります。

私たちの身体には、もともと活性酸素と結びついて無害なものにする酵素「スカベンジャー(抗酸化物質)」が作られています。

しかし生活習慣の乱れによって活性酸素が増えすぎると、スカベンジャーの作用が追いつきません。

活性酸素を作らない生活習慣をすることも重要ですが、さらにスカベンジャーの働きを助ける抗酸化作用のある食品を取り入れて、活性酸素から身体を守りましょう!

代表的なものはビタミンCピンクグレープフルーツが有名です。強い抗酸化作用があり、日本の生活に密着している「緑茶」茶にも含まれています。緑茶に含まれるビタミンCは熱に強く、壊れないまま身体へ吸収されていきます。

また、緑茶に含まれているカテキンには、スカベンジャーを助ける作用もあり、緑茶を毎日飲んでいる女性の妊娠率が高いことは以前のブログでもご紹介したことがありましたね。

その他にお茶では、最近話題になっている「ルイボスティー」紅茶 緑茶のなんと50倍の抗酸化効果があるんです。

アルコールでも、赤ワインワインに含まれるポリフェノールには抗酸化作用がありますので、1日グラス一杯程度でしたらオススメです。当院でも以前、45歳と47歳で自然妊娠をした患者様は、毎日グラス一杯の赤ワインを飲まれていました。ただし妊娠の可能性があるときには注意してくださいね。

また、スカベンジャーは酵素でできているので、タンパク質が不足すると生成できません。

食事も見直して、肉、魚、卵、大豆、ゴマなどのきらきら2良質なタンパク質きらきら2を摂るように心がけましょう。

この機会に、できるところから少しずつ普段の生活習慣・食事を見直してみませんか?

セラキュアでは活性酸素に負けない身体づくりをお手伝いしています。flower1鍼灸の不妊治療の際に、食生活/食養生のアドバイスも行なっております。お気軽にご相談くださいflower1

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