お酒と不妊症

お酒と不妊症

不妊症克服!〜日常生活〜

 

『妊活中だけど、お酒を飲みたい!』

そんなお酒好きの方、たくさんいらっしゃいますね。

ただでさえストレスがたまる不妊治療。お酒を飲んでパ〜ッと憂さを晴らしたい!

……そんなお気持ちよく分かります。

 

忘年会やクリスマス、アルコールの誘惑も増える季節になりました。

今回は妊活中の飲酒の是非に注目してみたいと思います。

 

お酒を飲みたいけど、妊活中に飲んで大丈夫なのかしら?

そんな疑問を持ちながらお酒を飲まれていることありませんか。

お酒を飲むと、体の中ではどんなことがおこるのでしょうか。

 

アルコールは体内に入ると肝臓で分解、解毒されますが、その際に活性酸素を発生させます。

活性酸素は、大量に摂取すると身体を酸化=錆びさせる働きがあり、細胞の老化を早めてしまいます。

適量であれば大きな害はありませんが、大量に摂取することにより体内の活性酸素が増え、当然ながら妊活には良い影響を与えません。

 

では、「適量」とはどのくらいのことを言うのでしょう?

 

厚生労働省では、日本人の「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールにして約20g程度であるとしています。

約20gの目安は、下記の通りです。

●ビール(アルコール度数5%)…中瓶1本500ml

●清酒(アルコール度数15%)…1合180ml

●ウイスキー・ブランデー(アルコール度数43%)…ダブル60ml

●焼酎(アルコール度数35%)…1合180ml

●ワイン(アルコール度数12%)…1杯120ml

 

ただし、これは一般的な数値。妊活中の人向けではありません。

 

アメリカのASRM(アメリカ生殖学会)のデータによると

1日2杯以上のアルコール摂取で、不妊の割合が60%増加とあります。

ただし、人種によりアルコールの分解能力に差があるので、

この数値をそのまま日本人に当てはめるのは、ちょっと危険かもしれません。

 

飲酒量が多ければ多いほど不妊のリスクは高まりますので、やはり妊活中はできるだけ断酒/禁酒するのが正解です。

 

しかし、どうしてもそれは辛い!という方に朗報があります。

 

赤ワインに多く含まているポリフェノールは、その抗酸化作用によって卵巣に良い影響を与えるという報告があります。卵巣ガンを抑制する効果があるというデータも有名です。

当院でも以前、毎日グラス半分〜1杯くらいの赤ワインを飲んでいらっしゃった方が45歳と47歳で自然妊娠されたことがありました。

どうしてもお酒が飲みたくなったら、ぜひ少量の赤ワインをチョイスしてみてください。

もちろん着床・妊娠の可能性が少しでもある時期は胎児にも母体にも様々なリスクが生じるので、少量でもNGです。

妊活中は飲酒を控えるというのが大前提ですので、アルコールに弱い方が無理して赤ワインを摂取することも避けてくださいね。

 

食生活・ライフスタイルは人によって様々。当院では一日も早く健康を取り戻していただけるよう、お一人お一人に合わせたアドバイスもさせていただき、妊活をサポートいたします。お気軽にご相談ください。

 

 

 

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