妊活中のおやつ選び「みかん」
不妊症克服!〜おやつ選び〜妊活中はあれこれ気をつけることばかりでストレスがたまりがち…ストレスをためるのはよくないもーん!とおやつをパクパク食べている方、ちょっとお待ち下さい! よく口にしているそのおやつが妊娠力にどう関わっているのかを知ることで、賢くおやつを選び、ストレスの少ないベビ待ちライフを過ごしていただきたいと思います。
妊活中の賢いおやつ選び。今回のテーマは…
「みかん」 オススメ度 ★★★★★
「冬の果物」といえば「みかん」。スーパーや八百屋でズラッと並んだ旬のみかんは、妊活おやつとしてはどうなのでしょうか?
みかんといえばビタミンC
ビタミンCには、活性酸素に対抗する抗酸化作用があります。卵子
1日のビタミンC摂取量の目安は約100mgと言われています。
みかん1個には約35mgのビタミンCが含まれているため、1日
ビタミンCはとてもデリケートな栄養素で、洗ったり熱を加えたり
ビタミンAは子宮内膜の材料
みかんにはビタミンAが含まれています。
よくビタミンAの過剰摂取は胎児の奇形や流産のリスクを高めると
動物性食品やサプリメントから大量に過剰摂取すると、余分なビタミンAが体内に蓄積さ
血を作るのに必要な葉酸も含まれています
よく妊娠中に必要な栄養素として「葉酸」を耳にしたことがあるのではないでしょうか? 葉酸は胎児の先天性の奇形を予防するために、妊娠初期に積極的に摂ることが推奨されている栄養素です。
また、葉酸は血液を作るには欠かせない栄養素です。妊娠してから摂るのではなく、不足しないように妊活中から意識して摂るようにしましょう。
葉酸は字のとおり、葉物の野菜に多く含まれています。含有量はそれほど多くはありませんが、おやつのみかんから手軽に摂れるのは嬉しいですね。
東洋医学的には?
みかんの性質は「温」となるので、
さらに酸・甘の性質があり「酸」は「肝」を「甘」は「脾」
まとめ
おやつに持ち運びやすいみかん。GI値は33と低GI食品のため空腹時に食べても安心なのが嬉しいですね。
妊活中には嬉しい栄養素ばかり含まれており、極端に食べすぎなければ果糖を摂りすぎる心配もなく、マイナス要素はほとんどありません。栄養面でも、風邪をひきやすいこの時期に積極的に摂りたいビタミンが豊富なためオススメのおやつです。
身体を温める性質もあることから「冬にはみかん」と言われるのは納得です。やはり旬の食べ物を摂取する事は大切なのですね。
よって、星は5つにしました。★★★★★
ちなみにみかんと似ているオレンジは身体を冷やす性質がありますのでご注意下さい。
少しでも快適な妊活ライフをおくっていただけるよう、これからも妊活おやつ情報を更新していきます。ご期待下さい!
食生活・ライフスタイルは人によって様々。当院では一日も早く健康を取り戻していただけるよう、お一人お一人に合わせたアドバイスもさせていただき、妊活をサポートいたします。お気軽にご相談ください。
妊活中のおやつ選び「いちじく」
不妊症克服!〜おやつ選び〜妊活中はあれこれ気をつけることばかりでストレスがたまりがち…
ストレスをためるのはよくないもーん!とおやつをパクパク食べている方、ちょっとお待ち下さい!
よく口にしているそのおやつが妊娠力にどう関わっているのかを知ることで、賢くおやつを選び、ストレスの少ないベビ待ちライフを過ごしていただきたいと思います。
妊活中の賢いおやつ選び。今回のテーマは…
「いちじく」 オススメ度 ★★★★★
プチプチとした食感のいちじくは夏から秋にかけて旬をむかえる果物で、栄養価が高く、不老長寿の果物と言われています。
今回は持ち運びに便利な「ドライいちじく」にスポットを当ててみました。
ドライいちじくの栄養成分(約100g 295kcal)
・タンパク質 3.1g
・脂質 1.2g
・糖質 62.7g
・食物繊維 10.6g
・ナトリウム 39mg
・カリウム 962mg
・カルシウム 111mg
・鉄 1.5mg
実は、生で食べるよりドライフルーツにすることで栄養分がギュッと凝縮されます。
生に比べて食物繊維は5倍、ナトリウム・カルシウム・鉄などのミネラルは4〜6倍にも増えるんですよ!
甘〜いドライフルーツ…気になる血糖値
ドライフルーツは甘いので、血糖値への影響が気になるところですね。
生のいちじくの場合、カロリーは100gあたり54kcal、糖質も100gあたり12.4gと低いのですが、ドライいちじくになると5倍ほどに増えてしまいます。
栄養が増える分、カロリーも糖質も増えてしまうのです。
しかし、ドライフルーツにしたことで5倍以上にも増えた食物繊維があります。
たっぷり含まれた水溶性食物繊維であるペクチンが糖の吸収を穏やかにしてくれるため、血糖値の急激な上昇を抑えてくれるのです。
その結果、血糖値上昇の目安となるGI値は低〜中程度とおさえられています。
妊活に嬉しい鉄分がたっぷり!
良い卵子を育てるのに必要な栄養のひとつに「鉄分」があります。
ちなみに、不妊クリニックに通院している女性患者さんの約9割が鉄欠乏性貧血と言われています。
女性は生理で出血があることや、お肉やお魚などタンパク質の摂取が少ないことも悪影響を及ぼします。
肩こりやめまい、冷え性などの症状も鉄分が足りないことが原因かもしれません。
意外と知られていませんが、鉄は細胞がエネルギーを生産する際に活躍したり、老化の原因となる活性酸素を除去してくれる「抗酸化酵素」が働く際にも必要です。
そのため不足すると卵子が成長するために必要なエネルギーが供給されなくなる他、卵子の老化にもつながります。
鉄分の多いドライフルーツではプルーンが有名ですが、いちじくにはプルーンの2倍もの鉄分が含まれているんです。
受精に必要なカルシウム
「骨を強くする」などのイメージが強いカルシウム。実は受精の際にも重要な働きをしています。
射精後、精子が卵子に向かって進んでいく活動にカルシウムが関わっています。
また、精子が卵子にたどり着いてからもカルシウムは重要です。
精子がタンパク質に反応すると、卵子内の小胞体からカルシウムが放出されます。
卵子内のカルシウム濃度が上昇することで、卵子が活性化され細胞分裂が始まり、受精卵へと成長していくのです。
つまり女性も男性もカルシウムという栄養素が妊娠するために必要であり、不足すると精子や卵子の働きが鈍くなり、不妊の原因にもなってしまいます。
ドライいちじくはカルシウムが豊富。プルーンやレーズン、あんずなど他のドライフルーツは50〜60mgなのに対して、いちじくは111mg。群を抜いて多く含まれています。
胃腸の働きを助ける
身体は食べたものから作られていますので、妊活中は胃腸の働きを整えておくことが重要です。
消化吸収の力が弱くなると、食べた物を身体に取り入れたり、血を作り出す働きが弱くなるため、卵子の発育や妊娠の維持に悪影響を及ぼします。
いちじくにはフィシンというタンパク質分解酵素が含まれており、消化を助けてくれる効果があります。
西洋料理では肉料理の付け合わせて添えられることがありますが、理にかなっているのですね。
また、東洋医学でいちじくは健胃といって胃を丈夫にしてくれる作用があります。
その他にも肺を潤したり、喉の痛みを和らげてくれる効果があり、秋から冬の季節の変わり目の風邪予防にも役立ちます。
まとめ
ドライフルーツにすると栄養素が増えるというのには驚きでした。
いちじくは果肉も多く食べ応えがあり、甘さもあるのでおやつとして選びやすいのではないでしょうか。
東洋医学的には中庸の性質である「平」なので、食べ過ぎて身体を冷す心配もありません。
また、バナナ編(→☆)でもご紹介した卵子の栄養分となる「カリウム」も多く含まれるなど、妊活中のおやつとしてはうれしいことばかり。
しかし、ついパクパクと口にしてしまうのがドライフルーツの恐ろしさ。カロリーのことを考えると、食べ過ぎは禁物です。
ドライいちじくのカロリーは1個(約7g)あたり20kcalほどで、1日3〜4個が目安とされています。
さらに、商品を選ぶときには砂糖の入っていないものを選ぶようにしましょう。
この点に留意して頂ければ、妊活おやつとしてはパーフェクト。
よって、星5つです。★★★★★
くれぐれも食べ過ぎには注意して、バランスの良い食事を心がけてくださいね。
少しでも快適な妊活ライフをおくっていただけるよう、これからも妊活おやつ情報を更新していきます。ご期待下さい!
食生活・ライフスタイルは人によって様々。当院では一日も早く健康を取り戻していただけるよう、お一人お一人に合わせたアドバイスもさせていただき、妊活をサポートいたします。お気軽にご相談ください。